旺角で空気清浄機が落下し歩行者に直撃
旺角で空気清浄機2台が屋根から落下し歩行者の頭部に直撃する事故が発生したこと、清水湾で2025年に入ってから6頭目のイルカの死骸が発見されたこと、元朗で20時間以上の山火事が発生したこと、香港人がタイで行方不明になる事件が多発しており香港政府の保安局はタイに調査チームを派遣したことをお伝えします。
■旺角で空気清浄機が落下し歩行者に直撃 1月12日(日)の午後4時頃、旺角(モンコック)の長旺道で空気清浄機2台(40cm ×15cm)が卵販売店の屋根から落下し、歩いていた歩行者男性の頭部に直撃する事故が発生しました。男性は治療のため病院に搬送されましたが意識はあったようです。香港ではビルの壁などが落下して歩行者に直撃する事故が相次いでいますのでご注意ください。
■清水湾で今年6頭目のイルカの死骸が発見 クリアウォーターベイ(清水湾)で、2025年に入ってから6頭目のイルカ(スメナリ)の死骸が発見されました。今回の死骸はクリアウォーターベイ・ゴルフ&カントリークラブの沿岸で発見され、若いメス、体長は約94センチメートルでした。解剖とさらなる分析のため、死骸は海洋公園(オーシャンパーク)に搬送されました。海洋公園保育基金は、「クジラやイルカ、サメ、エイの座礁が疑われる場合は、ホットライン1823に電話で報告するように。迅速に対応できるよう、時刻、場所、写真を提供することが重要です。また、海洋生物の保護に協力するため、海を訪れる際にはゴミを残さないように」と市民に呼びかけています。
■元朗で20時間以上の山火事が発生 1月11日(土)午後5時30分頃、新界の元朗(ユンロン)にある山「鷄公嶺(Kai Kung Leng)」で山火事が発生しました。山火事は500メートルの範囲まで拡大していましたが、消防士らの消火活動により、約20時間で鎮火しました。
■香港人がタイで行方不明になる事件が多発 東南アジア諸国での魅力的な求人情報に応募した香港人が誘拐されて違法な強制労働をさせられる事件が相次いでおり、香港政府の保安局はタイに調査チームを派遣しました。タイでの映画やドラマ撮影に訪れた香港人や中国人の俳優がミャンマーとの国境付近で行方不明になるという事件も相次いでいます。
タイ警察に保護された中国人俳優の王星さんは「SNSで仕事の依頼を受けバンコクに到着し、用意されていた車に乗ったところ武装集団にミャンマーに連れていかれ、中国人をだます特殊詐欺の訓練を受けさせられた。少なくとも50人以上が敷地内に閉じ込められていた」と話しています。
香港の人気歌手イーソン・チャン(陳奕迅)はバンコクでのコンサートを予定していましたが、タイでの誘拐事件が相次いでいるため公演の中止を発表しました。