香港と西安市を結ぶ高速鉄道の新路線が開通

香港と中国本土を結ぶ高速鉄道に新しく西安北行きの路線が開通したこと、本日購入締め切りとなる香港の宝くじマークシックスの一等賞金が史上最高の1.28億香港ドル（約26億円）となっていること、日本の福島から香港に蝶が3,000キロメートル以上を飛行し最長飛行記録となったことをお伝えします。

■香港と西安市を結ぶ高速鉄道の新路線が開通
香港と中国本土を結ぶ高速鉄道に新しく西安北行きの路線が開通しました。香港の西九龍駅から出発すると、廣州南、長沙南、武漢など15駅に停車し西安北駅までは約11時間で到着することができます。香港の西九龍駅からの出発時刻は朝9時07分であり、西安北駅には20時01分に到着します。西安北駅から香港に向かう高速鉄道は11時04分に出発し、西九龍駅に21時09分に到着します。

高速鉄道を運営するMTR社は「新路線の開通により、西安の兵馬俑（へいばよう）や古代の西安城壁などの有名観光地、肉夾饃（中国式ハンバーガー）など地元の名物料理に簡単にアクセスできるようになる」とコメントしています。

■本日の宝くじ、史上最高の賞金1.28億香港ドル
香港の宝くじ「マークシックス（六合彩）」の一等賞金が史上最高の1.28億香港ドル（約26億円）となっており注目が集まっています。本日1月7日（火）の21時15分が購入の締め切り時間となっており、21時30分に結果が発表されます。

マークシックスは一口10香港ドル（約203円）であり、49個の数字から6個の数字を選んで購入します。日本のロト6のように数字がいくつ一致しているかで当選金額が変わり、6個全てが当たると一等となります。マークシックスは、香港各地にある場外馬券場（Off-Course Betting Branches）やジョッキークラブのオンラインアプリで購入することができます。

■日本の福島から香港に蝶、最長飛行記録
香港大学でチョウ（蝶）を研究するLING Yuet Fung博士は、2024年12月21日、レパルスベイで香港では珍しいアサギマダラ（英名：Chestnut Tiger Butterfly、学名：Parantica sita）というチョウを発見し、羽に貼られたシールから日本の福島で8月18日に放たれたチョウであることが明らかになりました。研究チームは共通の知人を通じて、日本でアサギマダラのタグ付け調査をおこなっていた清水正良さんと瀧澤宏樹さんと連絡を取り、このアサギマダラが少なくとも3,000キロメートル以上を飛行し最長飛行記録となったことを確認しました。日本から香港に渡るチョウが発見されたのは3例目であり、以前の記録は2011年に樹立されたアサギマダラで推定2,423キロメートルを飛行していました。

日本の国土交通省のホームページによると、アサギマダラは羽に派手な茶色と黒と白の模様があるのが特徴で、日本で見られるチョウの中でも季節的な移動をするという点で独特で、時には2,000キロメートルを優に超えて移動し、このような行動をとる理由はまだ分かっていないとのこと。日本の鹿児島や沖縄だけでなく、時には台湾や香港といった南西にまで移動します。