台風23号のシグナル3に引き下げ、現在の影響
更新日:2024年11月14日
台風23号(Toraji/トラジー)の影響で昨晩より台風警報シグナル8が発令されていましたが、今朝10時20分に警報シグナル3に引き下げられました。香港天文台は、引き続き強風に注意するよう呼び掛けています。学校休校や公共交通機関への影響などについてご案内します。
本日は通常の全日制学校(小中高、幼稚園、特別支援学校含む)は1日休校となっていますが、定時制(午後、夜間)の小中高に関しては授業を実施します。
地下鉄MTRは、シグナル8の発令中は本数を減らし10分~20分間隔で運行していましたが、徐々に平常運転に戻ります。フェリーは全て運休していましたが、尖沙咀、中環、湾仔を結ぶ区間は正午より再開、ディスカバリーベイと中環を結ぶ区間は午前10時40分に再開です。フライトは昨晩から今朝にかけて10便がキャンセル、20便が遅延となりましたが、本日は概ね予定通りの運航となっています。
香港証券取引所は今年9月の制度改正により、シグナル8発令中も取引を継続しました。裁判所は午前中の裁判は全て延期、午後は予定通り実施となります。
台風23号による大きな被害は報告されておらず、今朝6時の時点で倒木の報告が3件ありましたが、土砂崩れや洪水の報告はありませんでした。
今回の台風は、記録史上「最も遅い時期のシグナル8」となりました。これまでの記録は1972年の11月8日が最も遅い時期のシグナル8でした。