10月末開幕の香港テニスに大坂なおみが出場

10月末開幕の女子テニスの香港テニスオープンに日本の大坂なおみが出場すること、中環のミッドレベルにある香港動植物公園で飼育中の猿が次々と死亡し哺乳類セクションは消毒と清掃のため閉鎖されていること、香港警察はAIのディープフェイク恋愛詐欺で総額約69億円を騙し取った27人を逮捕したことをお伝えします。

■香港テニスオープンに大坂なおみが出場
2024年10月26日から11月3日まで香港のビクトリア公園で女子テニスの香港テニスオープン（WTA250）が開催され、日本の大坂なおみが出場することが公式サイトで発表されました。大坂なおみの具体的なスケジュールは未発表ですが、香港メディアでは「大坂なおみを見るチャンスだ」と報じられています。

大坂なおみは1997年10月16日生まれ、大阪市生まれで、父でコーチのレオナルドさんはハイチ出身の米国人、母の環（たまき）さんが日本人。3歳でテニスを始め、4歳で米国に移住。2019年までは日米の二重国籍でしたが、22歳の誕生日を迎えるにあたり日本国籍を選択し選手登録は日本となっています。日本人初のグランドスラム優勝者であり、グランドスラムで4回優勝しています。

今回の香港テニスオープン（WTA250）では大坂なおみの他、グランドスラムで2回優勝し元世界ランキング1位のルーマニアのシモナ・ハレプ（Simona Halep）、ディフェンディングチャンピオンのカナダのレイラ・フェルナンデス（Leylah Fernandez）、現在イギリス1位のケイティ・ボールター（Katie Boulter）など世界のスター選手の出場も発表されています。観戦チケットは以下、香港テニスオープン（WTA250）公式サイトで販売中です。

香港テニスオープン（WTA250）公式サイト
https://www.hktennisopen.hk/en/tickets/public-tickets/

■香港動植物公園で飼育中の猿が次々と死亡
中環（セントラル）のミッドレベルにある香港動植物公園で、10月13日に飼育中の猿が8匹死亡し、14日さらに1匹が死亡しました。香港動植物公園は1860年代に作られた公園で、約158匹の鳥類、93匹の哺乳類、21匹の爬虫類が飼育されています。当局は猿の死因を突き止めるために検死を行っており、結果を待つ間、哺乳類セクションは消毒と清掃のため閉鎖されています。

■ディープフェイク恋愛詐欺で約69億円を詐取
香港警察は、AIのディープフェイク恋愛詐欺で総額約3億6000万香港ドル（約69億円）を騙し取った27人を逮捕しました。

ディープフェイクとは、AI技術を用いて動画や音声を合成・加工し、まるで本物のように人物の顔や声をリアルに模倣した映像などを作成する手法です。ディープフェイクで魅力的な女性になりすまして恋愛関係を築き、仮想通貨への投資を装って多額のオンライン投資に誘い込んでいたことが分かっており、被害者は主にインド、シンガポール、マレーシアの男性でした。

香港警察によると「首謀者は紅磡にある工業物件で4,000平方フィートの詐欺センターを運営し、詐欺師たちにトレーニングを提供していた。この犯罪組織は約1年間活動し、海外の詐欺師やIT専門家と協力して詐欺的な仮想通貨投資プラットフォームを作成していた。」と述べています。