香港史上3人目のオリンピック金メダル

更新日:2024年07月29日
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ビビアン・コン

パリオリンピックのフェンシング女子エペ個人で、香港代表の江旻憓(ビビアン・コン)選手が優勝し金メダルを獲得しました。香港がオリンピックで金メダルを獲得したのは史上3人目、1人目は1996年アトランタオリンピックでのセーリング女子の李麗珊(リー・ライシャン)選手、2人目は2020年東京オリンピックでのフェンシング男子の張家朗(エドガー・チョン)選手です。香港ジョッキークラブはビビアン・コン選手に激励金600万香港ドル(約1億2000万円)を贈ることを発表しました。

江旻憓(ビビアン・コン)選手は30歳で、身長178㎝。フェンシングを始める前はテコンドーやバレエにも挑戦しており、11歳でフェンシングを始め、「テコンドーのスピードとバレエの優雅さを兼ね備えている」と本人は話しています。米スタンフォード大学で国際関係学の学士号を取得、中国人民大学で法学修士号を取得しており、2024年現在も香港中文大学で法学博士号取得を目指しており文武両道でも知られています。2016年リオデジャネイロオリンピックと2020年東京オリンピックに出場しましたがメダル獲得はならず。今回のパリオリンピックでは決勝でフランス代表オリアン・マロに13-12で勝って優勝しました。

また、競泳女子の何詩蓓(ホーヒー・シボーン)選手は、競泳女子200メートル自由形の準決勝で1分55秒51のタイム(全体の4位のタイム)でフィニッシュし決勝に進出します。決勝は香港時間明日7月30日(火)の早朝3時48分開始です。2020年東京オリンピックの200メートル自由形で金メダルのオーストラリア代表アリアン・ティットマス選手との勝負が見どころ。ホーヒー・シボーン選手は2020年東京オリンピックではアリアン・ティットマス選手に敗れ銀メダルでした。

そのほか、卓球の杜凱琹(Doo Hoi Kem)選手と黃鎮廷(Wong Chun-ting)選手のペアが混合ダブルスで準決勝進出が決定しました。準決勝は香港時間今晩22時開始です。卓球混合ダブルスでは、日本代表で世界ランク2位の張本智和選手と早田ひな選手の「はりひな」ペアが、初戦で北朝鮮ペアのリ・ジョンシク選手とキム・クムヨン選手と対戦し、まさかの敗退したことが大ニュースになっています。香港ペアは準決勝で、この北朝鮮ペアと対戦します。