KMBバスが乗車無料キャンペーンを実施
香港のKMBバスは3歳~11歳を対象として一日中バスに無料で乗車できるキャンペーンを7月1日から実施すること、香港警察にタクシーによる過剰請求や乗車拒否に関する苦情が2023年に2,469件あり前年から倍増したこと、香港証券取引所は2024年9月23日から台風警報や大雨警報が発令された際にも金融市場の取引を継続することをお伝えします。
■KMBバスが乗車無料キャンペーンを実施
香港のKMB(九龍バス)と姉妹会社のLWB(龍運バス)は、3歳~11歳を対象として、一日中バスに無料で乗車できるキャンペーンを実施します。無料で乗車できるのは7月1日(祝日)と、7月7日から9月1日までの全ての日曜日となります。
子供用のオクトパスカードを使用すれば無料で乗車することができます。なお、「K12、K14、K17、K18」の路線は無料乗車の対象外となります。
■香港タクシーへの苦情が2023年に倍増
香港タクシーへの苦情が倍増しているようです。運輸及物流局局長の林世雄はこの件について「2023年に香港警察にタクシーによる過剰請求や乗車拒否に関する苦情が合計2,469件あり、前年の2倍以上に増加している。警察によるタクシーの取り締まり件数では、過剰請求が42件、乗車拒否が85件、遠回りが13件となっている。タクシー運転手関連の起訴件数は57件、前年の13件に比べて4倍以上に増加した。香港警察はタクシー運転手の違法行為を取り締まるため、乗客を装った覆面捜査など様々な手段を採用している」と伝えています。
■悪天候でも香港の市場取引は継続と発表
これまで香港証券取引所は、気象当局から台風警報「シグナル8以上」または大雨警報「黒色暴雨(ブラックレイン)」が発令された際に、金融市場の取引を中止していましたが、2024年9月23日(月)から取りやめることを決定しました。
ブルームバーグは「悪天候時に市場を閉鎖するのは主要な金融中心地では異例。新型コロナウイルス禍で大半の労働者が在宅勤務になっても市場の機能が確保できたことが示されており、こうしたルールはますます時代遅れと考えられていた」と伝えています。
香港政府トップのジョン・リー行政長官は「深圳や上海の金融市場では悪天候でも取引が継続されている。国際金融センターである香港が追随しない理由はない」とコメントをしました。