指定ゴミ袋の使用義務化が8月まで延期
本日は、2024年4月1日から予定されていた有料の指定ゴミ袋の使用義務化が8月1日まで延期となったこと、2023年の個人破産の申立てと会社破産の申立てが大きく増加したこと、2023年10月~12月の失業率は2.9%で前回から変化はなかったこと、水道料金が2ヶ月以内に値上げとなる可能性があることをお伝えします。
■指定ゴミ袋の使用義務化が8月まで延期
2024年4月1日から予定されていた有料の指定ゴミ袋の使用義務化が8月1日まで延期となりました。
環境局の謝展寰局長は「市民の多くがこの計画の詳細を理解できていない。市民への具体的な説明には多くの時間が必要である。政府の部署および選ばれた建物で4月1日から事前にパイロットテストを実施し、この計画に対する市民の理解を高めるためのデモンストレーションをおこなう。パイロットテストはリハーサルとしても機能し、問題を事前に特定して対処するのに役立つ」と話しました。
■個人破産と会社破産の申立てが大きく増加
2023年の個人破産の申立ては7,860件となり前年比から13.6%増えて過去3年間で最多となったことを香港政府の破産管理署が発表しました。会社破産の申立てにおいては566件となり、14年間で最多となっています。
■香港の失業率は2.9%、前回から変化なし
香港政府の統計局が2023年10月~12月の失業率を2.9%(前回と同じ)と発表しました。前回(2023年9月~11月)よりも失業者数は6,700人減少していますが、労働人口も8,600人減少しているため、失業率に変化はありませんでした。
労工及福利局の孫玉菡局長は今後の見通しについて「依然として好ましくない外部環境がネガティブな影響を与える可能性はあるが、インバウンド観光客と個人消費の更なる回復が期待されており、労働需要の下支えとなるだろう」と話しました。
■水道料金が2ヶ月以内に値上げとなる可能性
香港の水道料金が2ヶ月以内に値上げとなる可能性があります。
香港政府の水務署(水道局)の邱國鼎署長は「水道料金を値上げするかの見直しが早ければ2ヶ月以内に完了する。水務署は香港の経済状況や市民の値ごろ感など、色々な要素を考慮して決定する。香港は主に広東省から輸入している水に依存しているが、気候変動などの問題を緩和するためにも新たな水源を模索している。先月給水を開始した新設の将軍澳の淡水化プラントも新たな水源に含まれる」と話しました。