元NBA選手のトップタレントパス申請が24時間で承認
本日は、アメリカの元NBA選手ステフォン・マーブリーが香港で就労できるトップタレントパスを申請し記録破りの24時間で承認が下りたこと、10月末よりゴミのポイ捨てやツバ吐きに対する罰金が3,000香港ドルに引き上げられており3週間で1,039人に罰金で合計310万香港ドル(約6000万円)が支払われたことをお伝えします。
■元NBA選手のトップタレントパス申請が24時間で承認 アメリカの元NBA選手ステフォン・マーブリーが香港のトップタレントパスを申請し、記録破りの24時間で承認が下りたことが話題となっています。トップタレントパスは年収250万香港ドル相当以上の方、または世界のトップ100大学を卒業した方を対象とし、香港に2年間滞在し自由に就労や起業ができる制度です。ステフォン・マーブリーは「年収250万香港ドル相当以上」のカテゴリーで申請。通常の人物であれば申請から承認までに約4週間はかかります。
ステフォン・マーブリーは1977年生まれ(46歳)、アメリカのニューヨーク出身で1996年から2009年までNBA(北米プロバスケットボールリーグ)でプレーしていました。2010年から2018年まではCBA(中国プロバスケットボールリーグ)でプレーし北京に在住、2014年と2015年にCBA優勝を経験。2019年にCBAの北京ロイヤルファイターズのヘッドコーチに就任しました。
ステフォン・マーブリーは「申請が記録破りの24時間で認められたことに驚いており、もっと頻繁に香港に来てバスケットボールの知識と文化を広めることに興奮している。北京は自分の第二の故郷で、香港は第三の故郷になるだろう。香港のバスケットボール界には大きな可能性があると信じている」とコメントしています。
なお、トップタレントパスは2022年末に開始した制度であり、香港政府の労工及福利局局長の孫玉菡は昨日「2023年1月〜10月でトップタレントパスの申請が約5万5,000件あり、年収250万香港ドル相当以上のカテゴリーでは1万5,149件の申請があり、9,782件が承認された」と述べました。
■ポイ捨て罰金引き上げから3週間で6000万円
2023年10月22日(日)よりゴミのポイ捨てやツバ吐きに対する罰金が従来の1,500香港ドルから3,000香港ドル(約58,000円)に引き上げられており、香港政府は11月12日(日)までの3週間でポイ捨てとツバ吐きで1,039人に罰金を科しており、合計310万香港ドル(約6000万円)の罰金が支払われたと発表しました。また、店舗前の違法拡張行為(路上に商品や物品を置く)に対しても従来の1,500香港ドルから4倍となる6,000香港ドル(約116,000円)へと罰金が引き上げられており、同期間に50店舗が合計30万香港ドル(約580万円)を支払ったとのこと。
また、香港政府の食物環境衞生署はこれらの罰金の納付において電子決済システムを導入しました。納付サービスのロゴが付いたATMのほか、PPS、テレフォンバンキングなどの電子決済で罰金を支払うことができるようになっています。また従来通り、小切手の郵送や郵便局で直接支払うこともできます。