香港初の電気ミニバス試験運行が2024年に開始

更新日:2023年11月10日
LINEで送る
Pocket

排出量ゼロ

2024年1月〜3月、香港の観塘(クントン)と九龍塘(カオルーントン)にて香港初となる電気ミニバスの運行が開始される予定です。香港政府の環境及生態局局長の謝展寰が発表しました。

電気ミニバスのサプライヤー6社が試験運行の計画に参加しており、電気ミニバスの価格は138万香港ドル〜228万香港ドルの範囲(約2670万円〜4420万円)、香港政府は価格の80%を補助する予定としています。

また、環境及生態局局長は、「最初の電気ミニバスの試験運行はクントンの裕民坊(Yue Man Square)とカオルーントンの沙福道(Suffolk Road)のバス乗り場を発着し、充電施設もそこに設置される。元朗北や香港島東部のターミナルなど、試験実施に適した他の乗り場も探している」と述べています。

香港では2023年7月にKMB社(九龍バス)が2階建ての大型電気バスの運行を開始しています。香港政府は2050年までに車両排出量ゼロを目標としており、2023年8月末の時点で合計65台のフランチャイズ電気バスが登録されています。また、香港政府は2027年末までに電気タクシー3,000台を導入することも目標としています。