台風9号接近、明日にも台風警報発令の可能性
更新日:2023年08月29日
台風9号SAOLA(サオラー)が香港から800キロメートル圏内に接近しており、明日8月30日(水)には台風警報が発令される可能性があります。当初、台風9号SAOLAは9月2日(土)に香港から550キロメートル離れた福建省周辺に着陸すると予想でしたが、現在は進路が変わり香港から200キロメートル圏内に接近することが予想されています。
また、規模も超大型台風(スーパー台風)に発達しており、中心付近の最大持続風速は時速185キロメートル、明日以降さらに発達をする見込みであり、風速は時速205キロメートルまで強まり、香港から400キロメートル圏内に近づくまで勢力を維持すると香港天文台が伝えています。
最も接近する9月2日(土)には勢力が若干弱まり、熱帯低気圧に変わる可能性もあるようですが、依然として進路予想は難しく、また変動要素も多いため細心の注意が必要です。天文台は明日にも台風と珠江デルタ河口の間の距離を考慮し、警報を検討する予定としています。
今回の台風の名称である「SAOLA(サオラー)」は1990年代にベトナムで発見された希少で謎の多い保護動物の名前にちなんで名付けられ、アジアのユニコーンとも呼ばれているようです。