香港タクシーへのクレームが2年連続増加
2022年の香港タクシーへのクレームが合計2,397件で2年連続増加していること。香港消防署の職員男性が、妻との日本旅行中に面識のない20代の日本人女性を男性トイレに引きずり込み性的暴行を加えた疑いで逮捕されたこと。中国本土のゴールデンウィーク連休の影響で香港内の低価格帯ホテル宿泊費が4倍に高騰していることをお伝えします。
■香港タクシーへのクレームが2年連続増加
香港政府の運輸及物流局は、香港タクシーのクレームに関するデータを発表しました。2022年の香港タクシーへのクレームは合計2,397件で2年連続増加(2020年は1,238件、2021年は2,129件)。乗車拒否が952件、遠回りが696件、過剰請求が595件となりました。
香港政府は、タクシーサービスの品質向上のために、タクシードライバーのポイント減点制度や二段階の罰則制度を導入する方針であり、タクシードライバーの違法行為の撲滅を目指します。
■消防署職員が日本旅行中に性的暴行で逮捕
香港消防署の職員(30歳男性)が、妻との日本旅行中に面識のない20代の日本人女性を男性トイレに引きずり込み性的暴行を加えた疑いにより日本で逮捕されました。
丸の内署によると、容疑者の男性は4月22日に夫婦で来日し、東京都内のホテルに滞在。事件発生の23日に「ご飯を買いに行く」と妻をホテルに残して外出し、路上で日本人女性に話しかけて雑居ビルにあるラーメン店に案内してもらう途中に、男性トイレに引きずり込み胸を触るなどのわいせつ行為をおこなったようです。警察は周辺の防犯カメラの映像などから容疑者を特定し、帰国予定日となっていた26日、ホテルをチェックアウトする前に身柄を確保したようです。
警察の調べに対し容疑者は「弁護士に話す」と話しているようです。香港消防署は、職員が日本で事件に関与したことを知らされ「職員は当時休暇中であった。現在詳細を調査している」と伝えました。
■中国のGWで香港の低価格帯ホテルが4倍に
中国本土がゴールデンウィークで5連休(4月29日〜5月3日)となり、香港への旅行客が増加しているため香港内のホテル宿泊費が高騰しています。特に低価格帯のホテルが高騰しており、香港の低価格帯ホテルは約500香港ドル(約8,550円)ですが4倍の2,000香港ドル(約34,180円)以上となっているようです。5つ星ホテルやラグジュアリーホテルでは大きな変化はみられていないようです。