10日までに900万人の出入境が予想
本日は、休暇シーズンで4月10日までに900万人の出入境を予想していること、地下鉄MTRが運賃半額キャンペーン実施を発表したこと、公務員の離職が5年間で3倍に増加したこと、インフルエンザ感染者が大幅に増加していることをお伝えします。
■10日までに900万人の出入境が予想
香港では、昨日の清明節からイースター期間となる4月10日(月)まで休暇とする企業や人々が多く、4月1日(土)から4月5日(水)までに300万人以上の出入境が記録されました。そして4月10日(月)までには900万人を超える出入境となることが予想されています。ちなみに香港の総人口は約730万人となります。
大手ツアー会社EGL Toursのエグゼクティブダイレクターは「イースター休暇中の旅行先の人気は日本。イースター休暇中の団体ツアーの約半分が日本行きだ。航空運賃の上昇によりツアー代金は15〜20%上昇している」と話しています。
■地下鉄MTRが運賃半額キャンペーン
地下鉄MTR社が、4月8日(土)、4月9日(日)、5月13日(土)、5月14日(日)の4日間、乗車運賃を50%割引とするキャンペーン「Thank You Days」を実施することを発表しました。オクトパスカードで入場すれば自動的に割引がおこなわれます。
■香港の公務員の離職が5年間で3倍に
香港政府の公務員事務局は、2021/22年度の公務員の離職者数が3,734人となり、1997年の香港返還以来最多となったことを発表しました。2017/18年度の1,333人に比べて約3倍へと増加しており、離職率は0.8%から2.1%に上昇しました。年齢別では25歳〜30歳の離職者が最も多く800人となりました。離職の理由は健康状態、家族問題、勉強、転職などでした。
また、2019/20年から2021/22年の間、542人の公務員が重大な不正行為または犯罪で懲戒処分を受けました。2019年のデモ関連では89人の公務員が逮捕されました。
■香港でインフルエンザ感染者が大幅増加
香港でインフルエンザの感染者が大幅に増加しています。感染症の専門家である林渭信は「過去数週間でインフルエンザ感染者が大幅に増加した。数週間ピークが続くだろう。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、2020年のインフルエンザのピークシーズンは短く、2021年と2022年にはまるでインフルエンザが無かったようだったが、今年は明らかに増えている。パンデミック期間中にインフルエンザが拡散しなかったことで人々の免疫力が低下している」と話しています。