香港の新制度「トップ・タレント・パス」が開始

更新日:2023年01月05日
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トップタレントビザ

本日は、香港政府による新制度「トップ・タレント・パス」が開始されて既に1,400人が承認されたこと、香港から日本行きフライトは全ての空港に着陸可能となったこと、香港と中国本土との隔離なしの往来の初期割り当てが1日50,000人で計画されていることをお伝えします。

■香港の新制度「トップ・タレント・パス」が開始
香港政府による新たな制度「トップ・タレント・パス・スキーム(Top Talent Pass Scheme/TTPS)」が2022年12月28日から申請開始となり申請者2,600人のうち1,400人が承認されました。

トップ・タレント・パス・スキームとは、「直近の年収250万香港ドル相当(約4216万円)以上の方」または「世界のトップ100大学を卒業し過去5年間に3年以上の就労経験がある方」を対象とし、香港で勤務先が決まっていなくても香港に2年間滞在し就労もできるという制度になります。日本人も対象であり、当社でも申請サポートの受付を開始しています。配偶者や子供を同伴することもできます。

香港政府が指定している「世界のトップ100大学リスト」は以下リンクから確認でき、日本の大学では「東京大学、京都大学、東京工業大学、大阪大学、東北大学、名古屋大学」の6つの大学の卒業者がトップ・タレント・パス・スキームに申請できます。

香港政府の政務司司長の陳國基は「トップ・タレント・パス・スキームで2025年までに10万人のトップ・プロフェッショナルを呼び寄せることを狙っている。過去2年間で14万人のプロフェッショナルが香港を去ったが、今後3年間で少なくとも毎年35,000人を惹きつける自信がある」と話しました。

■日本行きフライト、全ての空港に着陸可能に
日本政府は、1月8日(日)から香港およびマカオからの日本行きのフライトについて、全ての空港に着陸できるようになると発表しました。日本政府は12月30日(金)から香港と日本の間の直行旅客便の到着空港を「成田、羽田、関西、中部」の4空港に限定し、乗客の中に7日以内に中国本土に滞在した人がいないことを条件に「那覇、福岡、新千歳」の3空港の直行便も許可していましたが、これらの制限が1月8日(日)から廃止されます。

■中国本土と往来、初期割り当ては1日50,000人
香港と中国本土との隔離なしの往来を段階的に再開について、最初の出入境者の割り当て人数を1日合計50,000人(福田35,000人、文錦渡5,000人、深セン湾10,000人)として、先着順オンライン登録で割り当てる計画を香港政府が伝えました。現在は中央政府からの承認待ちのようです。香港メディアThe Standardは、罗湖口岸と高速鉄道の西九龍駅は最初の段階では割り当てがおこなわれないという情報があることを伝えています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、一昨日16,186人、昨日16,423人、感染者累計は519,188人、死者累計は12,081人、現在の入院者数は5,336人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,909,480人(94.6%)、うち2回目接種が6,788,371人(93.1%)、3回目接種が5,804,779人(83.3%)、4回目接種が863,960人、5回目接種が30,260人となっています。