香港の住宅価格が14年ぶりの大暴落となる見通し

更新日:2022年12月29日
LINEで送る
Pocket

不動産下落

香港の住宅価格が14年ぶりの大暴落となる見通しであること、12月31日よりレジ袋が1枚1香港ドルに値上げされること、2023年1月分から電気代が値上がりすることをニュースとしてお伝えします。

■住宅価格が14年ぶりの大暴落となる見通し
香港の個人住宅価格指数を2021年12月と2022年11月で比較したところ13.84%下落しており、14年ぶりとなる大きな下落率となる見通しです。さらに単月では11月に3.33%下落しており5年ぶりの月間下落率となりました。これらのデータは香港政府の差餉物業估價署(不動産評価署)が発表しています。

香港大手不動産会社の中原地産は、中国本土と香港の往来再開および米利上げの減速により不動産市場は来年底を打ち15%回復すると予想しています。一方、英不動産ナイトフランクは、景気後退への懸念から香港住宅価格が来年5~10%下落する可能性があると予想しています。

■12月31日よりレジ袋1枚1香港ドル
香港政府は12月31日より、小売店でのレジ袋1枚あたりの最低料金を1香港ドル(約17.2円)に引き上げます。2009年にレジ袋1枚につき0.5香港ドルとしてから初の値上げとなります。

これは塑膠購物袋收費計劃(レジ袋課金制度)といい、12月31日から1ヶ月間は店舗側が値上げを怠れば口頭注意、それ以降は罰金2,000香港ドル(約34,400円)、違反を繰り返すことで罰金200,000香港ドル(約344万円)となる可能性もあります。

■2023年1月分から電気代を値上げ
2023年1月分から国際的な燃料価格の高騰を理由として、電力会社CLP(中電)は電気代を6.4%値上げ、HK Electric(港燈)は5.5%値上げします。値上げ率は2022年11月と比較した結果です。