海外から香港入境者のPCR検査が2回に緩和
本日は、11月21日(月)より海外および台湾からの香港入境者のPCR検査が2回に緩和されること、香港政府の統計局が2022年8月~10月の失業率を3.8%と発表し前回から0.1%の改善となったことをお伝えします。
■海外から香港入境者のPCR検査が2回に緩和
香港政府は11月21日(月)より海外および台湾からの香港入境者のPCR検査を2回に減らすことを発表しました。現在は「空港到着時(0日目)、2日目、4日目、6日目」の計4回のPCR検査が必要ですが、今後は「空港到着時(0日目)、2日目」の計2回となります。なお、迅速抗原検査(RAT)は搭乗前24時間以内および1日目から7日目まで毎日受ける必要があります。また、3日目の午前9時までは医学的観察期間であり飲食店などの施設への入場は制限されます。
香港の医務衛生局副局長である李夏茵は記者会見で「入境時に感染していた80%以上は到着から2日目までのPCR検査で検出された、4日目と6日目のPCR検査での陽性となったものは比較的少なかった。また、オミクロン株の潜伏期間は比較的短いので、4日目か6日目の検査で陽性となった場合は香港内感染の可能性の方が高い」と説明しました。
■香港の8~10月の失業率が3.8%に改善
香港政府の統計局が2022年8月~10月の失業率を3.8%と発表。前回(2022年7月~9月)の3.9%から0.1%改善されています。失業者数は前回の155,300人から7,900人減少して147,400人。とくに失業率の改善は建物の装飾、修理およびメンテナンス、小売、飲食で著しくみられました。
労工及福利局局長は「労働市場の短期的な見通しは、香港域内の経済活動のパフォーマンスに左右されている。金融状況の引き締めは引き続き需要を圧迫するだろう。新型コロナウイルスのパンデミックが制御下にあり、制限が適切に緩和されていれば、電子消費券の効果もあり経済活動が徐々に正常に戻るはずだ」とコメントしました。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、一昨日6,656人、昨日8,052人、感染者累計は447,041人、死者累計は10,569人、現在の入院者数は2,303人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,895,645人(94.4%)、うち2回目接種が6,754,614人(92.6%)、3回目接種が5,697,899人(81.9%)、4回目接種が566,501人となっています。