本日の午後4時に台風シグナル3の発令を検討
本日は、台風22号(ナルガエ)が香港に接近しており午後4時に台風シグナル3の発令を検討していること、韓国イテウォンでのハロウィーン転倒事故に関して香港のランカイフォンでも過去に類似の事故が発生したこと、キャセイパシフィック航空がロシアの空域の飛行を再開することをお伝えします。
■午後4時に台風シグナル3の発令を検討
フィリピン東で発生した台風22号(ナルガエ)が香港の800キロメートル圏内に接近し、香港で台風シグナル1が発令されています。香港天文台は本日中に風が強まると予想しており本日の午後4時から午後7時の間にシグナル3を発令することを検討しています。また、ナルガエと北東モンスーンの影響により今後数日間は風が強く、火曜日から土曜日にかけてにわか雨が降る見通しです。
■韓国の転倒事故、香港でも過去に類似事故
10月29日(土)夜、韓国ソウルの繁華街イテウォン(梨泰院)でハロウィーン仮装をした大勢の若者が密集エリアで倒れ150人以上が死亡した事故について、香港イミグレーションは10月30日午後3時の時点での香港人の死亡は確認されていないと発表しました。今朝のTBSニュースでは死者のうち外国人は26人、うち日本人2人(10代女性と20代女性)と報じられました。
香港の繁華街ランカイフォン(蘭桂坊)でも1993年1月1日のカウントダウンで狭い坂道で人々が将棋倒しとなり21人が死亡(香港人、日本人、カナダ人、イギリス人)、63人が負傷するという類似の事故がありました。現在、蘭桂坊では11月1日午前5時までハロウィーンのための道路閉鎖などの交通規制をおこなっており、ランカイフォン協会のアンシア氏は「警察と運輸署が安全策を講じる。将棋倒しのリスクは心配ない」とコメントをしています。
■キャセイ航空、ロシアの空域の飛行を再開
11月1日(火)よりキャセイパシフィック航空が、ロシア上空を通過するルートを再開します。香港とニューヨーク間の飛行時間は約15分間短縮され、燃料費の節約にもなると発表しています。
現在、世界の多くの航空会社がロシア・ウクライナ情勢の影響で、ロシア上空の通過ルートを見合わせているため、通常とは異なる飛行時間で運航しています。現時点でロシア上空を通過している航空会社はインド、トルコ、中東、中国の航空会社のみとなっています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、金曜5,656人、土曜5,383人、日曜5,210人、感染者累計は434,351人(陽性者累計1,913,942人)、死者累計は10,385人、現在の入院者数は1,955人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が6,889,030人(94.4%)、うち2回目接種が6,740,206人(92.4%)、3回目接種が5,646,148人(81.2%)、4回目接種が536,226人となっています。