恒生銀行、子供が22歳になるまで1億円かかる

更新日:2022年07月19日
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1億円

香港の大手銀行である恒生(ハンセン)銀行が、香港で子供を22歳まで育てるには少なくとも600万香港ドル(約1億568万円)の費用が掛かるとオンラインアンケートの調査結果を発表しました。16年前の400万香港ドル(約7,045万円)から55%増えています。日本では子供が大学を卒業するまでに2,000万円~3,000万円ほど掛かると言われています。

今回の恒生銀行によるオンラインアンケート調査は2022年6月に実施され、流動資産100万香港ドル以上を持つ30~64歳の633人が対象となっています。回答者の79%が「子供が大学を卒業し、経済的に独立するまで面倒を見る」と述べています。親が最も子供に重視している1位は身体的および精神的幸福、2位が学業成績となりました。

一方で、香港婦聯という別団体では「一般大衆の家族は22歳までの子供に掛ける費用は200万香港ドル(約3,523万円)以下、中流階級以上の裕福な家族であれば600万香港ドル(約1億568万円)以上となっている。」と話しています。

なお、恒生銀行は「60%以上が老後の生活費や医療費を賄える貯蓄をもっていない。退職後に一般的な生活をおくるためには年間27万6000香港ドル(約486万円)かかる」との結果も合わせて発表しています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日3,436人(入境時・隔離中の発見254人、香港市中感染3,182人)、感染者合計は346,561人(陽性者合計1,297,772人)、死者合計は9,440人、入院者数は1,182人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,758,441人(92.8%)(シノバック2,979,298人、ビオンテック3,779,143人)、うち2回目接種が6,493,661人(89.2%)(シノバック2,827,996人、ビオンテック3,665,665人)、3回目接種が4,488,616人(65.9%)(シノバック1,573,979人、ビオンテック2,914,637人)、4回目接種が182,168人(シノバック82,080人、ビオンテック100,088人)となっています。

政府のワクチン委員会会長は、6ヶ月から3歳のシノバックワクチン接種を早ければ9月に始めることを目標とすると話しています。