11月までにホテル隔離が免除となる可能性

香港政府の衛生局局長の盧寵茂が、11月に香港開催となるグローバル銀行サミットに間に合うように、香港入境時のホテル隔離の免除を条件付きでおこなう可能性を話しました。現時点ではPCR検査を必須とし、入境者の行動管理システムの開発が完了すれば、ホテル隔離から自宅隔離や自己観察へと移行できると考えているようです。

香港で開催される銀行サミットとは、香港金融管理局と財務長官が主催する世界中の金融幹部100人以上を招き入れ、金融政策などへの評価やフィードバックを得るために開催される銀行サミットとなります。

また、香港内では新型コロナの影響で旅行機会が減ったことが影響し、2020年以降に90万人以上のパスポートが有効期限切れとなっていることが香港イミグレーションの調べで分かりました。香港イミグレーションのFan Hiu-sing氏は「コロナ前と比べるとパスポート更新をしていない人の数が約2倍になっている。これからパスポート更新者が殺到して手続きに遅れがでる可能性もあるため、早めの更新をすすめる」と話しました。

その他の新型コロナに関連するニュースとして、香港政府のコロナ専門家顧問のパネルに、香港大学医学部から孔繁毅教授（感染症の専門家）、劉澤星教授（臨床免疫学の専門家）、劉宇隆教授（小児免疫学の専門家）が加わりました。今後は6名体制で香港政府への科学的根拠に基づくアドバイスをおこないます。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、昨日3,154人（入境時・隔離中の発見211人、香港市中感染2,943人）、感染者合計は343,482人（陽性者合計1,279,840人）、死者合計は9,422人、入院者数は1,031人となっています。

ワクチン接種者合計は1回目接種が6,754,070人（92.8％）（シノバック2,976,216人、ビオンテック3,777,854人）、うち2回目接種が6,482,147人（89.0％）（シノバック2,819,481人、ビオンテック3,662,666人）、3回目接種が4,451,626人（65.4％）（シノバック1,551,668人、ビオンテック2,899,958人）、4回目接種が172,941人（シノバック78,157人、ビオンテック94,784人）となっています。