香港から日本到着時の検査や隔離が不要へ
日本政府は、6月1日(水)より香港から日本到着時の検査や隔離が不要になることを発表しました。出発前72時間以内に実施したPCR検査による陰性証明書の提出は引き続き必要ですが、ワクチン接種記録の有無を問わず、日本到着時の検査や隔離が不要となります。一方、日本から香港に入境する際には引き続きワクチン2回以上接種が必須となり、7日間の指定ホテルでの隔離が義務付けられています。
日本政府は海外の国や地域を「赤」と「黄」と「青」の3つに区分しており、「赤」と「黄」からの入国者には入国時検査や自宅等待機を求めていますが、「青」区分の国や地域からの入国者については、入国時検査を実施せず、入国後の自宅等待機を求めないこととしています。5月26日(木)の発表で香港は「青」の区分に含まれています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100349334.pdf
岸田文雄総理大臣は「6月10日より海外からのガイド付きパッケージツアー旅行者受け入れを再開する。新千歳空港(北海道)や那覇空港(沖縄)への国際線着陸許可の準備も始める」とも話しています。6月から日本への1日あたりの入国者数上限は現行の10,000人から20,000人に引き上げられます。
ツアー会社EGL Toursの代表によると、香港の旅行代理店は、20,000人のうち香港に何人割り当てられるのかについて、在香港日本国総領事館および日本政府観光局から更なる詳細が発表されるのを待っている状態とのことです。ツアー会社WWPKGは、1人45,000香港ドル程度の大阪行き14日間団体ツアー立ち上げを計画しているようです。ツアーは香港帰国時の7日間の隔離費用も含まれたパッケージとなるようです。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規陽性者数は、火曜251人(入境時・隔離中の発見28人、香港市中感染223人)、水曜251人(入境時・隔離中の発見36人、香港市中感染215人)、感染者合計は332,175人(陽性者合計1,211,338人)、死者合計は9,374人、入院者数は447人となっています。