明日より飲食店や各施設の営業制限がはじまる
香港政府が1月7日(金)から1月20日(木)迄、18時以降の店内飲食を禁止、バーなどは時間に関係なく営業停止と発表した件についての詳細や対象施設、業界からの反応などをお伝えします。また、オーシャンパーク、香港ディズニーランド、M+ミュージアムなども営業自粛で閉鎖されます。
■明日より飲食店や各施設の営業制限がはじまる
香港政府が1月7日(金)から1月20日(木)迄、18時から翌朝5時までの店内飲食を禁止、バーなどは時間に関係なく営業停止と発表した件について再度ご案内します。
レストラン(飲食店)は18時から翌朝5時までの店内飲食が禁止。テイクアウトとデリバリーは可。1テーブルに座れる人数はタイプBのレストランは1テーブルあたり2人まで、タイプCは4人まで、タイプDは6人まで。飲食店内でのライブパフォーマンス、カラオケ、麻雀、天九を禁止。
時間に関係なく営業停止となったのは「バーとパブ、アミューズメントゲームセンター、浴場、フィットネスセンター、アミューズメント施設、公共娯楽場所(シネマなど)、パーティールーム、エステ、クラブとナイトクラブ、カラオケ、麻雀と天九の施設、マッサージ、スポーツ施設、スイミングプール、クルーズ船、イベント施設、全てのローカル観光ツアー」です。
今回の制限に対して、香港バー&クラブ協会の副会長は「政府は助成金を準備し、バーには旧正月前に少なくとも1店舗10万香港ドルの補償金を支払うべき。1月はバーやパブのピークシーズンだ」と訴えており、中小企食店聯盟は「これだけ厳しい措置は想定外。旧正月前の忘年会に影響を与え、前回以上に致命的。制限は少なくとも一か月は続くだろうと推測しており、多くの業界が最悪の事態となる」と話しました。
中華レストラン(タイプD)責任者は「繁忙期のため食材やスタッフを事前手配していた。売上は少なくとも20万香港ドルは減少する」と話しており、エステ責任者は「死刑宣告を受けたかのよう。2022年に希望を持ちたいが旧正月前の営業自粛は士気に影響する。政府から家賃やスタッフ給与に対する補助が欲しい」と訴えています。
■オーシャンパーク、ディズニーなどが営業自粛
オーシャンパーク(海洋公園)や香港ディズニーランドは営業停止の対象となっていませんが、オミクロン株の感染拡大を懸念して営業自粛を発表しました。オーシャンパークは1月6日から一時閉鎖、香港ディズニーランドは1月7日から1月20日まで一時閉鎖となります。チケット購入をした方は返金や日程変更などの対応が受けられます。
その他にも、M+ミュージアムは1月6日から1月20日まで閉館、ICCの展望台Sky100は1月7日から1月20日まで閉鎖を発表しています。また、香港サイクロソンなどの多くのイベントも中止されており、香港の公立病院については1月7日から1月20日まで特別な理由がない限りお見舞いを禁止しています。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日38人(34人の輸入症例、3人が帰国者から域内感染、1人が域内感染)、感染者合計は12,799人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,945,514人(73.4%)(シノバック1,835,465人、ビオンテック3,110,049人)、うち2回目接種が4,680,990人(69.5%)(シノバック1,736,325人、ビオンテック2,944,665人)、3回目接種が455,642人(シノバック226,519人、ビオンテック229,123人)となっています。