レストランなどの入店にワクチン接種が必須に

更新日:2022年01月03日
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オミクロン

新年明けましておめでとうございます。2022年も香港BSでは皆様のお役に立てる香港情報をお届けします。本日は、香港内でのオミクロン株の感染拡大が懸念されており、レストランおよび映画館やジムなどの施設への入店に1回以上のワクチン接種が義務付けられるという計画があること、新年から電気代やバス代が値上がりしたことをお伝えします。

■香港でのオミクロン株の感染拡大が懸念
香港域内でオミクロン株の感染拡大が懸念されています。12月25日に米国から帰国したキャセイパシフィック航空の貨物クルー44歳男性が3日間の自宅隔離ルールを守らずにオミクロン株に感染した状態で、12月27日に父親(76歳)と九龍塘駅前のショッピングモール「フェスティバルウォーク」にあるレストラン「望月樓(Moon Palace)」で昼食をしていたことが分かりました。

望月樓で食事をしていた貨物クルーの男性と父親、近くのテーブルで食事をしていた建設労働者の家族2名、離れたテーブルで食事していた馬鞍山在住の50歳主婦の計5人が陽性となりました。また、望月樓のスタッフや顧客など340人が隔離センターに移送されており、60か所の施設でも強制検査がおこなわれました。

食物及衛生局局長のソフィアチャンは「キャセイクルー男性は入口付近で食事をしていたため近くを通った人に感染している恐れがある。(昨日の時点で)まだ食事客全員を追跡できていない。政府はLeaveHomeSafeアプリ内のデータまではアクセスできないので、食事をしたことで通知が来た人は申し出てほしい」と話しました。

キャセイパシフィック航空は自宅隔離を守らなかった男性を解雇したことを発表。貨物クルーの自宅隔離は指定ホテル隔離に変更すると発表しました。

■レストランなどの入店にワクチン接種が必須に
食物及衛生局局長のソフィアチャンが旧正月前に「ワクチンバブル」を拡大すると発表しました。レストランおよび映画館やジムなどの施設に入るには1回以上のワクチン接種が義務付けられるようです。

昨日、ソフィアチャンは「政好星期天」という番組の中で「制限令が更新される1月20日に公布することを考えている」と述べています。

■新年から電気代やバス代が値上がりました
香港の電力会社であるHK Electric(港燈)とCLP(中電)は、燃料価格の高騰などを理由に1月1日から電気代を値上げしました。エリアによって値上げ率が異なり、香港島は7%の値上げ、新界と九龍は5.8%の値上げとなっています。一般家庭では月20~24香港ドル(約296~355円)の値上げとなるだろうと予想されています。

バス会社の九龍バス(KMB)は、1月2日から運賃を最大3.2%値上げしました。新しい運賃表は以下PDFから確認できます。
https://www.kmb.hk/lib/%2021.12.2021.pdf

< 香港の新型コロナウイルスの状況 > 香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、金曜19人、土曜17人、日曜26人、感染者合計は12,693人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,891,272人(72.6%)(シノバック1,802,791人、ビオンテック3,088,481人)、うち2回目接種が4,668,819人(69.3%)(シノバック1,728,920人、ビオンテック2,939,899人)、3回目接種が405,768人(シノバック208,082人、ビオンテック197,686人)となっています。