何詩蓓が200メートル自由形で世界記録
本日は、FINA世界水泳選手権で香港代表の何詩蓓が世界記録を更新し金メダルを獲得したこと、香港の9~11月の失業率が0.2%改善し4.1%となったこと、フィリピンに上陸したスーパー台風22号が火曜日に香港の400キロメートル圏内に接近する可能性があることをお伝えします。
■何詩蓓が200メートル自由形で世界記録
昨日アブダビで開催されたFINA世界水泳選手権の200メートル自由形で、香港代表の24歳の何詩蓓(ホーヒー・シボーン)が、世界記録を更新し金メダルを獲得し、賞金50,000米ドルが授与されました。何詩蓓選手は、東京オリンピックでは銀メダルを2つ獲得しています。
FINA世界水泳選手権で香港代表選手がメダルを獲得するのは初であり、何詩蓓のタイムは1:50.31、世界記録保持者であったスウェーデンのSarah Sjostrom(サラ・ショーストレム)の1:50.43を0.12秒上回りました。
何詩蓓は身長178センチ、アイルランド人の父親と香港人の母親の間に生まれました。米国のミシガン大学を卒業し、2013年の世界ジュニア選手権の100メートル自由形では金メダルを獲得、2016年リオオリンピックでは香港代表として出場しましたがメダル獲得できず、2020年東京オリンピックで競泳女子100メートル自由形と200メートル自由形の両方で銀メダルを獲得しました。
■香港の9~11月の失業率が0.2%改善
香港政府の統計局は2021年9月~11月の失業率を4.1%と発表しました。前回(8月~10月)の4.3%から0.2%改善され、失業者数は前回の171,800人から13,800人減少し158,000人。特に建設、小売、宿泊、飲食業界で大きな改善がみられました。
■台風22号が火曜日に接近する可能性
フィリピンに上陸したスーパー台風22号「ライ」が、12月21日(火)に香港の400キロメートル圏内に接近する可能性があるようです。フィリピンでは大雨洪水で大きな被害が出ており、昨日の時点で約19万8,000人が政府シェルターに避難しました。
香港天文台では、12月19日(日)にスーパー台風が一般的な台風に変わり、12月20日(月)から6日連続で雨になると予想しています。また、12月に台風が香港の500キロメートル圏内に接近したのはわずか4回。12月に台風警報が発令されたのは1974年が最後となっています。
なお、本日は最低気温が17度、明日は15度まで冷え込みます。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日10人(域内感染者0人)、感染者合計は12,507人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,823,485人(71.6%)(シノバック1,770,811人、ビオンテック3,052,674人)、うち2回目接種が4,592,876人(68.2%)(シノバック1,694,207人、ビオンテック2,898,669人)、3回目接種が285,483人(シノバック152,850人、ビオンテック132,633人)となっています。キャセイパシフィック航空の貨物乗組員(36歳男性)にオミクロン株感染の疑いがあったため油麻地の住宅でロックダウンがおこなわれ約160人の住民の強制検査がおこなわれましたが、感染者は見つかりませんでした。