尖沙咀の時計台が100周年、71年ぶりに鐘が鳴る

更新日:2021年12月02日
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チムサーチョイ時計台

本日は、尖沙咀のスターフェリー側にある時計台が100周年を迎え71年ぶりに鐘が鳴ること、MTRが古い切符や電車のデザインの文具を販売開始したこと、世界生活費ランキングで昨年1位の香港が今年は5位となったことをお伝えします。

■尖沙咀の時計台が100周年、71年ぶりに鐘が鳴る
尖沙咀のスターフェリー側にある時計台が設置から100年を迎え、71年ぶりに時計台の鐘が鳴らされます。鐘が鳴らされる日時は12月9日(木)の午後6時となります。

尖沙咀の時計台の鐘は、通行者に時間を知らせるための手段として鳴らされていましたが、何度も鳴らしているうちに鐘の下に設置している枕木が摩耗し、鐘が鳴るべき時刻に鳴らなくなったため運営を停止していたようです。

■MTRが古い切符や電車のデザインの文具を販売
本日よりMTRがTINY(微影)とコラボした、香港の古い切符や電車がデザインされた文具「MTR×TINY Vintage Ticket Series」を数量限定で発売しています。MTRが運営するネットショップや店舗で購入することができ、ステッカー(18香港ドル)、クリアファイル(18香港ドル)、キーホルダー(48香港ドル)などがあります。詳しくはMTRのウェブサイトをご覧ください。

https://estore.mtr.com.hk/

■世界生活費ランキング、香港が1位から5位に
英経済紙エコノミストが「世界生活費調査2021(Worldwide Cost of Living 2021)」を発表し、世界173都市で最も生活コストが高い都市を、1位テルアビブ、2位パリとシンガポール(同率)、4位チューリッヒ、5位香港と伝えました。昨年5位のテルアビブが1位となった理由は「通貨価値、食品、交通費」の値上がりです。香港が1位から5位となった理由は、香港中文大学の莊太量が以下のように分析しています。

「香港は最近家賃がそれほど上昇していない。他国は新型コロナによる物流悪化で、食料品や生活必需品の価格が高騰しているが、香港は中国本土から十分な供給により価格が安定しているためインフレ率が他国よりも低い。海外からの訪問者は香港の物価が比較的安くなったと感じると思うが、香港内での生活者はこの変化を感じないだろう」

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日3人(域内感染者0人)、感染者合計は12,440人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,758,252人(70.7%)(シノバック1,736,044人、ビオンテック3,022,208人)、うち2回目接種が4,535,760人(67.4%)(シノバック1,670,878人、ビオンテック2,864,882人)、3回目接種が169,517人(シノバック88,161人、ビオンテック81,356人)となっています。香港で4人目のオミクロン株感染者が確認され、ナイジェリアからカタール経由で11月24日に香港に乗り継ぎのため到着し、ビザの問題で3日間香港空港に滞在していた38歳男性が空港での検査で感染確認されました。