2021年の香港域外企業の香港拠点数

香港政府の統計局が先月発表した「2021年の香港域外企業の香港拠点に関する調査報告」によると、2021年6月1日時点で香港域外企業（香港外に親会社がある企業）が香港に設置している拠点数（地域統括本部、地域拠点、現地拠点）の合計は9,049社。2020年は9,025社、2019年は9,040社となっています。親会社の所在国・地域別にみると、1位は中国（2,080社）、2位は日本（1,388社）、3位は米国（1,267社）となっています。

9,049社に対する香港での事業計画拡大のアンケートでは「今後3年間に香港で事業拡大計画がある」と回答したのは、2019年は23％、2020年は15％、2021年は14％となり減少傾向となっています。「変わらない」と回答したのは59％、「事業の一部または全部の撤退または移転」と回答したのは3％、「不明」は19％となりました。

2021年の香港域外企業の香港拠点数
1位　中国（2,080社）
2位　日本（1,388社）
3位　米国（1,267社）
4位　英国（667社）
5位　シンガポール（449社）
6位　ドイツ（418社）
7位　フランス（369社）
8位　台湾（364社）
9位　スイス（263社）
10位　オランダ（186社）

香港政府統計局レポート
https://www.censtatd.gov.hk/en/EIndexbySubject.html?pcode=B1110004&scode=360

香港政府の陳茂波（ポール・チャン）財政司司長は昨日、香港のアメリカ系企業との関係におけるウェビナーに参加し、「香港のアメリカへの輸出は今年の三四半期で前年比17％以上増加し、アメリカからの輸入は約21％急増した。二国間貿易は目覚ましい成長を遂げている」と話しました。

＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日4人（域内感染者0人）、感染者合計は12,396人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,688,705人（対象者約680万人中69.0％）（シノバック1,708,048人、ビオンテック2,980,657人）、うち2回目接種が4,488,631人（シノバック1,650,362人、ビオンテック2,838,269人）、3回目接種が64,104人（シノバック27,454人、ビオンテック36,650人）となっています。