香港からの移住検討者についての調査
本日は、香港からの移住検討者についての調査で42%が「香港から移住を検討」、うち12%は「中国本土に移住を検討」と回答したこと。10月24日(日)のスタンダード・チャータード香港国際マラソン2021の服装についての主催者からの案内をお伝えします。
■香港からの移住検討者についての調査
香港中文大学の香港アジア太平洋研究所が今年9月16日から25日にかけて716人を対象に移住に関する電話インタビューをおこないました。その結果、42%が「香港から移住を検討」、うち12%は「中国本土に移住を検討」と回答しました。
海外移住の検討理由では22%が「自由と人権」、18%が「海外の広々とした生活空間」をあげました。移住検討者の38.7%はすでに移住の準備を始めていると回答しており、人気の移住先はイギリス(26.1%)、カナダ(14%)、オーストラリア(11%)、台湾(7.5%)となっています。中国本土への移住検討の理由としては「香港の住宅価格高騰、窮屈な生活空間、物価の高さ、厳しい経済見通し」があげられました。
なお、昨年9月に香港アジア太平洋研究所がおこなった調査では移住検討者は43.9%でしたので移住検討者はやや減少しました。また、「香港の住みやすさ」の評価については100点満点中52.1点となり、昨年の49.6点を上回りました。
■香港国際マラソン、服装のルールが発表
10月24日(日)のスタンダード・チャータード香港国際マラソン2021に参加するための服装について主催者から以下のように案内がありました。
・別のランナーに影響がない限り、服装の色は自由
・香港加油のスローガンは許容できるが「跑手加油(ランナー頑張れ)」を推奨
・光復香港、時代革命は国安法により違法となり主催者の管轄外
・ランナーの服装は安全上の理由で検査をおこなう
共同主催者の陸上競技協会(Hong Kong Association of Athletics Affiliates)は、「法律や大会ルールに違反したランナーには口頭注意をおこない、無視された場合は法執行機関に介入を求める。」とコメント。香港メディアThe Standardでは「ランナーには黒色や黄色の服の着用は禁止されていない。国安法的にグレーな香港加油のスローガンは許可されているが、違法と判断された場合は法執行機関の介入がある可能性がある」と報じています。
香港国際マラソンでは例年、ピカチュウ、スパイダーマン、スーパーマリオなどコスプレをしたランナーが多く参加することでも盛り上がります。
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日4人(域内感染者0人)、感染者合計は12,306人、死者合計は213人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が4,573,482人(対象者約680万人中67.3%)(シノバック1,662,111人、ビオンテック2,911,371人)、うち2回目接種が4,357,921人(シノバック1,588,686人、ビオンテック2,769,235人)となっています。