Covid-19パンデミックと医療などの都市ランキング
英誌エコノミストが「Covid-19(新型コロナウイルス)パンデミックと医療・健康安全への理解」の都市別ランキングを発表しました。1位が東京、2位がシンガポール、3位が香港、4位がメルボルン、5位が大阪と興味深い結果になりました。このランキングは「8種類のインプット指標、7種類のアウトプット指標」から計算されています。(2021年の調査報告書ですが調査期間は不明です)
8種類のインプット指標とは「1.国民健康保険、2.公共ヘルスケア・私立ヘルスケア・OTC医薬品の利用可能性、3.公共ヘルスケアと私立ヘルスケア規定の質、4.病床数と医者数、5.安全で質の高い食品へのアクセス、6.ドラッグ政策、7.パンデミックへの準備、8.メンタルヘルス」。
7種類のアウトプット指標とは「1.緊急サービス、2.平均寿命、3.乳児死亡率、4.がん死亡率、5.生活習慣病の負担、6.メンタルヘルスの負担、7.Covid-19の死亡率」。
上記の15指標で新型コロナウイルスに関係が深い項目である「パンデミックへの準備」と「Covid-19の死亡率」に注目をして東京と香港の評価を見てみると、「パンデミックへの準備」では、東京は31位、香港は27位。「Covid-19の死亡率」では、東京は14位、香港は10位となっています。
今回の新型コロナに関連するランキングは、英誌エコノミストの調査部門EIUが2年に1度発表している世界60都市を対象とした「世界の安全な都市ランキング2021(The Safe Cities Index 2021)」の評価カテゴリの一つになります。世界の安全な都市ランキング2021では「デジタル、医療・健康、インフラ、個人(治安)、環境」の5つが総合的に評価され、1位コペンハーゲン、2位トロント、3位シンガポール、4位シドニー、5位東京となり、香港は8位となりました。
世界の安全な都市ランキング2021の詳細レポートは英誌エコノミストの公式ホームページからも閲覧できます。日本語ページもありますのでご興味のある方はご覧ください。
https://safecities.economist.com/jp/
< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は一昨日5人(域内感染者0人)、昨日7人(域内感染者0人)、感染者合計は12,070人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が3,983,129人(対象者約680万人中58.6%)(シノバック1,478,460人、ビオンテック2,504,669人)、うち2回目接種が3,187,716人(シノバック1,211,999人、ビオンテック1,975,717人)となっています。