日本からの入境、抗体陽性でも14日間の隔離
本日は、日本を含む新型コロナウイルス中リスク国からの香港入境者のホテル隔離が抗体陽性でも14日以上に変わること。明日オリンピック代表選手の凱旋パレードが尖沙咀でおこなわれること。巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」が香港で大量発生しており触ると危険なことの3つの話題をお伝えします。
■日本からの入境、抗体陽性でも14日間の隔離
8月20日（金）0時から、新型コロナウイルスの中リスク国（日本を含む）からの香港入境者のホテル隔離が14日以上に変わります。これまでワクチンを2回接種して抗体検査の陽性証明を提出すればホテル隔離が7日間でしたが14日間となります。ワクチン未接種者は21日間です。
香港政府は「世界的にデルタ変異株が拡大していることや、抗体検査で陽性だった人が感染していることを考慮して政府は迅速な行動を取らなければならない」と発表しました。
■明日、尖沙咀でオリンピック選手の凱旋パレード
明日8月19日（木）、オリンピック代表選手の凱旋パレードが尖沙咀（チムサーチョイ）でおこなわれます。オリンピック代表選手がオープントップバスで紅磡（ホンハム）から出発し、午前9時40分に佐敦道（ジョーダンロード）、彌敦道（ネイザンロード）、廣東道（カントンロード）と通過をして、フィナーレ会場の戲曲中心（Xiqu Centre）でキャリーラム行政長官や政府高官が迎えます。政府報道官は見学の最適な場所はネイザンロード沿いとカントンロード沿いだと話しています。
■触るな危険！大量発生のアフリカマイマイ
毎日のように降り続く雨の影響で、巨大カタツムリ「アフリカマイマイ」が香港で大量発生しています。植物が荒らされるほか、粘液には寄生虫や病原体が含まれている可能性があるので触らないようにしてください。アフリカマイマイは、東アフリカのモザンビーク付近に生息する大人の手のひらサイズの巨大なカタツムリで、シンガポールから運ばれてきた植物に付いて広がったとされています。
強い繁殖力に早い成長、どんな植物も食べるため中国では危険な外来生物16種類の1つとされています。日本でも侵略的外来種ワースト100に入っており、日本国立環境研究所のサイトでは、アフリカマイマイを食べると脳障害を引き起こす可能性があると紹介されています。
中国ではアフリカマイマイを見つけたら塩をかけて殺すようにと言われているようですが、8月4日（水）に何匹ものカタツムリに塩をかけて殺していた香港理工大学の博士が、8月16日（月）の夜に動物虐待で逮捕されました。
＜ 香港の新型コロナウイルスの状況 ＞
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日3人（域内感染者1人）、感染者合計は12,040人、死者合計は212人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が3,797,484人（対象者約680万人中55.8％）（シノバック1,431,085人、ビオンテック2,366,399人）、うち2回目接種が2,963,972人（シノバック1,147,489人、ビオンテック1,816,483人）となっています。キャセイパシフィック航空の空港ラウンジ従業員（47歳女性）のデルタ変異株（L452R）感染が確認され、同僚など濃厚接触者30人が隔離となります。
