香港の住宅価格指数が5ヶ月連続で上昇

更新日:2021年06月29日
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イギリス渡航禁止

香港の民間住宅価格指数が5ヶ月連続で上昇しており、2019年6月以来の高水準となっています。ロイターは「経済回復と中国本土からの不動産購入による価格安定の期待から、世界で最も高額である香港の民間住宅価格が5ヶ月連続で上昇した。不動産コンサルタントらは、第三四半期(7~9月)に過去最高記録を更新すると予想している」と報じました。

香港政府の差餉物業估価署が昨日発表した民間住宅価格指数(速報値)は、4月から0.6%上昇して393.7ポイント(1999年を基準値100とする指数)となりました。さらに0.8%上昇すれば過去最高の2019年5月(396.9)の民間住宅価格指数に届きます。

世界最大級の不動産サービス会社Cushman & Wakefield(クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)の中華圏の副社長Alva To氏は「2021年後半には中国本土と香港との旅行が再開し中国本土のバイヤーが香港の不動産売上に拍車を掛ける」と予想しています。

ロイターは「不動産市場が上昇すればデベロッパーは新築物件のセールスを加速させる。全体的な取引量を押し上げている」とコメントしています。

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日3人(域内感染者0人)、感染者合計は11,921人、死者合計は211人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約2,179,500人(人口の約29.1%)(シノバック942,800人、ビオンテック1,236,700人)、うち2回目接種が約1,433,200人(シノバック582,600人、ビオンテック850,600人)となっています。香港政府は昨日、7月1日より英国を極めてリスクが高い国(グループA1)に指定し、英国からのすべての旅客便の香港着陸を禁止し、英国に2時間以上滞在した人は香港への渡航を禁止します。