4月29日からワクチンバブル開始の可能性

更新日:2021年04月27日
LINEで送る
Pocket

トラベルバブル

本日は、3つの話題「4月29日からレストラン制限が緩和されるワクチンバブル開始の可能性があること、4月29日から香港人は中国から隔離なしで戻れること、5月26日よりシンガポールと香港でのトラベルバブルが開始されること」をお伝えします。

■4月29日からワクチンバブル開始の可能性
4月29日(木)からワクチン接種を条件に、レストラン制限が緩和されるワクチンバブルが開始される可能性があると香港メディアThe Standardが伝えています。香港政府は例として、全従業員がワクチンを1回接種し、顧客はアプリ利用をして入店していれば、1テーブル6人まで、深夜0時までの店内飲食が許可される可能性があると発表していました。

香港の飲食業協会のサイモン会長は、「ワクチン接種しない従業員は健康上の理由を申告・署名する必要があり、虚偽申告は刑罰に問われる。香港政府は申告書の作成を完了しており、明日か明後日には手に入るだろう。食事客のワクチン接種回数の判断に使うアプリの準備も進んでいる」と話しています。

なお、香港メディアSCMPでは「バーとナイトクラブは4月29日(木)から、従業員と顧客の両方がワクチンを1回接種しており、全顧客が入店時にアプリ利用していれば、1テーブル2人まで、深夜2時まで営業が許可される」と報道しています。

■中国から入境する香港人の隔離がなくなる
4月29日(木)から中国全土にいる香港人が、隔離なしで香港に戻れるスキーム「Return2hk」が開始されます。これまで広東省とマカオから戻ってくる香港人のみが対象でした。香港国際空港では1日1,000人まで、港珠澳大橋では1日2,000人まで、深セン湾では1日3,000人までを受け付けの対象とするようです。

■来月シンガポールとのトラベルバブルが開始
5月26日(水)より、シンガポールと香港での「トラベルバブル」が開始されます。基本的にワクチン接種を条件として渡航目的を問わず隔離なしでの往来が可能となり、いずれかの地域の1日あたり市中感染者数の7日間移動平均が5人を超えた場合はトラベルバブルが中断されます。まずは6月9日(水)までの15日間、双方向に一日一便ずつ、片道最大200人を対象に開始されます。

キャセイパシフィック航空によるとトラベルバブル期間の航空券の売れ行きは好調とのこと。また商務及経済発展局の局長は「シンガポールの次はオーストラリアとニュージーランドとのトラベルバブルが目標」と話しています。

< シンガポールへの渡航条件 >
1.香港出発前の14日間、香港以外に滞在していないこと
2.香港出発の14日前までにワクチン接種が2回必要(※1)
3.香港出発の7~30日前にAir Travel Passを申請
4.出発前3日以内にSG Arrival Cardを提出
5.トラベルバブル指定の航空券を購入
6.香港出発前72時間以内にPCR検査(検査センターで240香港ドル)
7.シンガポール到着前に追跡アプリTraceTogetherをダウンロード
8.シンガポール到着時にPCR検査(到着前予約)(200シンガポールドル)
9.香港に戻る72時間前にPCR検査(200~300シンガポールドル)
9.香港到着時にPCR検査(香港国際空港で499香港ドル)

※1 外国籍(香港以外のパスポート)、16歳未満、健康上の理由でワクチン接種不適当、出発前に香港滞在期間が90日未満の方はワクチン接種が不要

香港政府トラベルバブルのホームページ
https://www.tourism.gov.hk/travel-bubble/en/index.html

< 香港の新型コロナウイルスの状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は金曜9人(域内感染者1人)、土曜3人(域内感染者3人)、日曜6人(域内感染者2人)、月曜4人(域内感染者0人)、感染者合計は11,741人、退院者合計は11,363人、死者合計は209人となっています。ワクチン接種者合計は1回目接種が約860,000人(人口の約11.5%)(シノバック409,800人、ビオンテック450,200人)、うち2回目接種が約442,300人(シノバック289,500人、ビオンテック152,800人)となっています。