学校や学習塾、屋外スポーツ施設の再開について
新型コロナウイルスの1日の新規感染者数が減少傾向にあります。香港教育局は、学校や学習塾の授業再開に関する声明を発表し、香港メディアは2月下旬からの再開になるのではと報じています。また、明日から身体接触の少ない屋外スポーツ施設の一部が再開となることも発表されました。
昨日、香港政府の教育局は、「幼稚園、小学校、中学校、高校、学習塾」の授業再開について、「教師や職員全員が2週間に1度検査を受けることを条件に、半日の対面授業を完全に再開してもよいと考えている」と声明を発表しました。香港政府の声明に対して、香港教育專業人員協会(教師の組合)は、「新型コロナウイルスは生徒が拡散する可能性もある。検査を教師に限定するのは不十分に思える」と疑問を投げかけています。香港メディアThe Standardでは、「教育局が2月下旬に学校を再開できる可能性を検討している」と伝えています。
明日から身体接触の少ない屋外スポーツ施設が条件付きで再開します。グループは2人以下に制限され、「運動中、シャワー、飲食時」はマスク着用が不要ですが、それ以外はマスク着用が必要です。スポーツ施設のスタッフは2週間に1度検査を受ける必要があります。また、スポーツ施設の利用者に、新型コロナウイルス追跡アプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」のQRコードスキャン、またはスポーツ施設への個人情報登録を出来る限りおこなってもらうよう呼び掛けられました。条件付きで再開となる屋外スポーツ施設は以下となります。
陸上、テニス、ゴルフ、ローンボウリング、射撃、アーチェリー、サイクリング、乗馬、ラジコン模型航空、クライミング、ゲートボール、屋外卓球、屋外バトミントン、ウォータースポーツ(カヌー、カヤック、セーリング、ヨット、ウインドサーフィン、漕艇、ドラゴンボート、水上スキー、スタンドアップパドル、ダイビング、サーフィンなど)
< 香港の新型コロナウイルスの感染状況 >
香港の新型コロナウイルス新規感染者数は昨日19人、感染者合計は10,531人、退院者合計は9,633人、死者合計は185人となっています。新規感染者数は減少傾向にありますが、衛生防護中心の張竹君は「新規感染者は様々なエリアに居住しており、周囲に拡散している恐れがある。現状では完全な制御が可能といえない」と注意喚起しています。なお、昨日は「柴湾、屯門、土瓜湾」の3つのエリアで予告なしのロックダウンがおこなわれました。