第3期の助成金が計画、第2期は申請間近

更新日:2020年08月19日
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台風

本日は、香港政府による第3期の助成金が計画、第2期は申請間近という発表と、台風関連ニュースについて以下にお伝えします。なお、香港の新型コロナウイルス新規感染者は昨日36人となり、感染者合計は4,561人、退院者合計は3,677人、死者合計は71人となっています。

■第3期の助成金が計画、第2期は申請間近
昨日、香港政府は従業員給与の50%(上限9,000香港ドル/月)を助成する「雇用支援スキーム(ESS・保就業計劃)」の第2期(9~11月分)の申請を8月31日~9月13日に受け付けると伝え、さらに追加で第3期の助成金も計画していると発表しました。

第2期の申請条件は第1期とほぼ同じですが、第1期に「従業員数を減らした、解雇はしていなくても長期の無給休暇を要求した」などが見られれば、申請却下や助成金返還の対象となるようです。第2期の申請方法は後日、詳細を当社記事でご案内します。また、第3期の内容や時期は未決定で、8月28日の会議で議論するとキャリーラム行政長官が話しています。

香港の中小レストラン協会のゴードン会長は、「7月中旬から売上80%減となっており、今までの助成金では足りない。夜は営業が禁止されている。助成金を受け取るためには従業員を解雇できない。家賃は払わなければならない」と話し、さらなる助成金の必要性を訴えました。

■台風シグナル3が発令中
台風7号(ヒーゴス)が香港に接近し、香港天文台が台風警報「シグナル8」を発令していましたが、先ほど(午前11時10分)「シグナル3」に引き下げられました。香港では、台風のレベルを「シグナル1・3・8・9・10」で表し、シグナル8以上が発令されると学校、会社、金融機関や一部の公共交通機関が休みとなるのが通例となっています。現在、新型コロナの影響で在宅勤務となっている会社員や公務員の対応について、労働組合「香港工會聯合會」は「シグナル8発生時の在宅勤務についてガイドラインや前例がないため争議に発展しうる」と指摘し政府にガイドラインの作成を求めています。