ファッション業界の売上50~90%下落。他注目ニュース
香港内の新型コロナウイルス感染者は、先週末から5人増え74人となりました。 香港内の新型コロナウイルス関連ニュースでは「ファッション業界の売上下落」「中国各省の警戒レベルが徐々に下がる」「マカオは韓国訪問歴がある人に検査実施」というニュースが話題です。以下にご案内します。
■ファッション業界の売上50~90%下落
香港の小売業管理協会(香港零售管理協会)は、ファッション業界の売上が50~60%下落と非常に悪化しており、高級ブランドにおいては80~90%下落していると伝えました。協会の会長は「店舗側は営業するとマイナスになるだけなので、賃貸契約の満了前に閉店する店がある。小売業には政府援助が必要だ。給与カットや解雇は避けられない」と厳しい状況を語っています。(香港メディアThe Standardの情報)
■中国政府、警戒レベルを徐々に下げる
中国共産党のオフィシャル新聞である人民日報が、各省での新型コロナウイルス警戒レベルを下げたことを伝えました。広東省・山西省では最大警戒レベル一級(国の指揮)から二級(各省が中心に対応)に、甘肅省、遼寧省、貴州省、雲南省では三級(完全な各省の対応)へと下がっています。
深セン(広東省)では5日連続で感染者0人と報じられているため、隣接する香港では香港への入境審査が緩くなるのではないかという声が上がっています。
なお、武漢市が1ヶ月以上封鎖されていることにより、武漢市以外に住んでいた人々が武漢から離れられない状態が続いていましたが、新型コロナウイルス対策指揮部が外部者の移動に許可を出すと発表したと中国メディア「新京報」が伝えています。
本日、中国全体での新型コロナウイルス感染者は76,936人(先週末から1,949人増加)、死者は2,442人(209人増加)となっています。
■マカオは韓国訪問歴がある人に検査実施
マカオ政府は本日より、14日以内に韓国を訪問した人を対象に、入境時の医学検査をおこなうと発表しました。韓国では、新型コロナウイルスの感染者が急増しており現時点で感染者は602人となっています。