オクトパス、3000香港ドルまでチャージ可能に
香港のオクトパスカード(日本のSuicaにあたる)のチャージ上限額が12月1日より現在の1,000香港ドル(約14,000円)から3,000香港ドル(約42,000円)に引き上げられました。
12月1日以前に発行されたオクトパスカードを上限3000香港ドルとするには、別途アップグレード手続きが必要であり、MTR駅などにあるOctopus Service Points(オクトパス・サービス・ポイント)で手続きが可能です。しかし、すべての駅に設置されている機械ではないため設置場所については以下リンクをご確認ください。
https://www.octopus.com.hk/en/consumer/card-replacement/octopus-service-points/index.html#list
1.メインメニューから「Upgrade Stored Value Limit」を選択。
2.カードリーダーにオクトパスカードをタップし「You have successfully upgraded the stored value limit of your Octopus to HK$3,000」とスクリーンに表示されたのを確認すれば完了です。
また、スマホアプリ「Octopus App」上でのアップグレードも可能ですが、通常のオクトパスカードに関してはアンドロイド端末のみの対応です。詳細は以下リンクをご確認ください。
スマホアプリ上でのアップグレード方法
https://www.octopus.com.hk/en/consumer/octopus-cards/upgrade-limit/about/index.html
オクトパスは地下鉄やバスの乗車だけでなくコンビニ、スーパーマーケットやレストランでの支払い等、約30,000店舗で使用でき、現在の1日あたりの利用件数は1,500万件にのぼる便利なカードで香港での生活に欠かせないものとなっています。
オクトパスカード社CEOは「オクトパスは公共交通機関の運賃支払いから小売セクターまで拡大し、エンターテイメント、チャリティー、オンライン、オフライン等あらゆるところまでカバーしている。他の電子マネー決済システムと競争するための変更である。最近は1,000香港ドル以上をオクトパスで支払うことが当たり前になってきており、小売業にとってもプラスとなるだろう」と話しています。香港では中国発祥の電子マネー決済システムである「Alipay(アリペイ)」や「WeChat Pay(ウィーチャットペイ)」の利用が普及しておりオクトパスの競合となっています。