中環で銀行強盗 凶悪犯罪が目立っているので注意
昨日の15時15分頃、拳銃のようなものを持った男が中環(セントラル)の東亜銀行本店に侵入し現金70,000香港ドル(約100万円)を奪い逃走。17時30分頃には在香港日本国総領事館からの注意喚起もおこなわれました。容疑者は防犯カメラの映像などから天水囲に住む杜海強(57歳男性)と分かり19時50分に逮捕。犯行にはエアガンが使用されたことが分かりました。
杜海強は過去にも多くの凶悪犯罪者を起こしており、1987年には道亨銀行(現DBS)で拳銃を発砲し強盗した後、警察と銃撃戦になりミニバスの乗客6名を人質に取り懲役16年。出所後は複数の売春婦から金品を強奪し2003年に再度逮捕され懲役10年。2016年1月には深水埗の宝石店で金のネックレスを盗み逮捕されています。
最近、香港内での凶悪な犯罪が目立っています。
尖沙咀(チムサーチョイ)では2018年2月9日、両替商が日本円を銀行に運ぶ途中で、8名のギャングに現金4億5,000万円が奪われるという事件が発生。容疑者の1人であるインド生まれ香港育ちのRamanjit Singh(29歳、通称:Romi)は、「インド内でのテロの共謀、扇動、資金調達」でインターポールに国際指名手配を受ける人物で、香港をコントロールルームとしてインドでの刑務所脱獄の手ほどき、パキスタンスパイとの関係なども疑われています。2017年3月にも紅磡(ホンハム)の両替商で320万香港ドルの強盗事件を起こしており、今回の事件は保釈中の犯行です。インド政府は現在、香港政府に対してRomi容疑者をインドに送還するよう要求しています。
Romi容疑者を知る人物は、「彼は昔から目立つ人物で、インドの犯罪に関与していることは皆知っている。インドと香港を頻繁に行き来して大金持ちになった後は、香港内では目立たないようにしていた。悪いことをして稼いだ金だと皆分かっていたよ。」と話したようです。