香港に新しい緑のミニバスが登場
更新日:2017年08月15日
香港での移動手段として多くの方に利用されている「トヨタ製の緑ミニバス(16席)」が19席へアップグレードとなり、現在、古い車種との入れ替えが進められています。そして新たなミニバスとして、車椅子の方にも優しい「英国Optare製の19席のミニバス(写真)」も製造され、早ければ来月より運行される予定です。
19席のトヨタ製の緑ミニバスは、1台70万香港ドル(約1,000万円)。先週より、西貢(サイクン)と将軍澳(チョンクワンオウ)を走る番号「101M」、大埔(タイポ)エリアを走る番号「20C」、南区(サザンディストリクト)エリアを走る番号「4M」で走行が開始されました。
また、英国Optare製ミニバスは1台150万香港ドル(約2,100万円)。車椅子での乗車が容易なステップや専用スペース、お年寄りに優しい手すりなどが搭載されています。このミニバスは来月から走行となる予定であり、まずは病院のあるルートより優先導入され、堅尼地城(ケネディタウン)と薄扶林(ポックフーラム)のクイーンメアリー病院を走る番号「54M」が最初の走行ルートとなるようです。
これまで、香港の法律では「ミニバスの最大席数は16席、立ち乗り禁止」と定められていましたが、混雑時の席数が常に不足していたことから、2016年に最大席数を19席とする法律が成立し、2017年7月より施行され今回の新ミニバスが誕生しました。
香港には路線・発着時間・運賃が定められている緑ミニバスと、始発点と終点のみで路線・発着時間・運賃が定めれれていない赤ミニバスがあり、合計4,350台(緑3,272台、赤1,078台)が走行しています。今回アップグレードとなるミニバスは緑のミニバスとなります。