西九文化区で無人自動運転バスのテスト走行開始

更新日:2017年07月07日
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無人走行バス

九龍エリア、ビクトリアハーバーの西側に面した「西九文化区(ウェストカオルーン)」で、今月から無人自動運転バスのテスト走行が始まっています。1ヵ月間のテストを行い問題がなければ、一般客の搭乗が可能になるようです。

西九文化区は香港内で余暇・文化や芸術を楽しむために設けられた施設で、40ヘクタールに及ぶ広大な埋立地には、公園、広場、芸術作品の展示スペースなどがあり、今後は香港の故宮博物館もここに設立される予定です。

採用された無人自動車バスですが、フランス製「NAVYA ARMA」。ウェストカオルーンの敷地内の主要エリアを走る路線バスとして200万香港ドル(約2,900万円)で購入されました。バスは11名乗りで、立ち席はもうけないそうです。バス自体は時速40キロまで出るそうですが、公園内は時速15キロ走行、10分程度で路線を1周できます。走行中、3m以内に障害物を見つけた場合は減速し、人やモノだけでなく、猫、犬や雀までも感知するとのことです。

現在この無人自動運転バスは、フランス、アメリカ、シンガポールなどで走行しており、全世界でもまだ45台しか走っていないのだとか。早ければ8月から体験ができるそうです。