日本から香港への観光客が20%増加 日常への興味
更新日:2017年05月22日
香港政府観光局の統計によると、2017年1~3月の日本から香港への観光客は昨年度と比べて20.9%増加、3月においては28.5%も増加したと香港メディア「香港01」が伝えています。
香港の観光スポットといえば「香港ディズニーランド」、光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」、宝石店などと香港人は考えているようですが、日本人観光客はローカルフード店、2階建てバス、「唐樓(トンラウ)」と呼ばれる旧式アパート、「街市(ガイシ)」と呼ばれる生鮮食品市場、道路の上に乱立する看板などに深い興味があるようです。
また、高層ビルのイメージも強い香港ですが、自然の多さにも注目する観光客も多く、ハイキングに参加する日本人も増えているのだとか。
たしかに香港政府観光局は、シンフォニー・オブ・ライツの訪問者数が減少していると発表しており、10月までには改善プランを導入するとのこと。シンフォニー・オブ・ライツは2004年に開始、ピーク時の2011年には180万人が鑑賞したものの、2015年には145万人にまで減少しているようです。
外国人が香港に魅力を感じる理由は、高層ビルや夜景などの華やかな部分から変化してきているのかもしれません。香港メディア「香港01」でも、香港の日常を理解し、整理して改めて海外へ宣伝をすれば旅行目的が多様化するのではないか、とコメントしています。