香港・珠海・マカオをつなぐ橋が年内完成と発表
更新日:2017年05月19日
香港国際空港から中国珠海とマカオをつなぐ世界最長級の海上橋「港珠澳大橋」の建設。香港域内においてはすでに繋がったと香港政府が発表、2017年内には全体が完成、2018年には全線開通するとの見通しが発表されました。現在、香港・マカオ間はフェリーで約1時間、陸路だと珠海経由で約3時間かかりますが、橋が完成すれば30分あまりに短縮される見込みです。
「港珠澳大橋」は海底トンネル部分を含めると全長55kmで、総工費は約1兆8千億円となる見込みの国家プロジェクトにより建設が進められています。2009年に着工し、元は2016年に開通予定でしたが、完成が遅れています。
また最近は、この橋の建設中の死亡事故の多さがニュースで頻繁に取り上げられており、2011年から現在までで10名の作業員が建設中に死亡しており、600名以上の負傷者、275件の事故が発生しているとのことです。直近では、2017年3月、工事中に足場が崩れて2人死亡、3人負傷という事故が発生したため、改めて安全対策を見直しているようです。
港珠澳大橋が完成すれば、観光・ビジネスともに香港とマカオ間の交流が加速しそうです。是非利用してみたいですね。