乗客も注意!タクシーやバスの交通取締りが開始
更新日:2017年05月05日
5月5日(金)から5月10日(水)までの期間、香港警察によりシートベルト着用の取締りが強化されます。公共交通機関(タクシー、ミニバス、バスなど)が対象となり、乗客であってもシートベルトを着用していない場合は罰金や禁固刑の対象となりますのでご注意ください。シートベルト着用のルールは乗り物により若干異なるため、以下にご案内します。
・タクシー運転手と全ての乗客にシートベルト着用の義務があります。
・ミニバス運転手と全ての乗客にシートベルト着用の義務があります。
・バス運転手と最前列の席の乗客にシートベルト着用の義務があります。
シートベルト着用を守れなかった方の最高罰則は、罰金5,000香港ドル及び禁固刑3ヵ月と定められています。また、シートベルトを着用していない乗客がいる場合、運転手は運転を拒否することが認められています。15歳以下の子供が乗車している場合は運転手が責任をもってシートベルトを着用させる義務があり、もし、健康上の理由からシートベルトが着用できない場合は、乗客はそれを証明しなければなりません。
なお、2017年1月から3月までに発生した香港公共交通機関での事故件数は1,605件、負傷者2,114名、死者7名と統計が出ています。これは香港の全ての交通事故の件数の43%を占めるようで、公共交通機関における安全対策の推進が求められているようです。なお、主な事故原因としては運転手の不注意、短すぎる車間距離、急な車線変更、禁止された場所でのUターンや右左折などがあるとのことです。
期間中は、シートベルトの着用についての取り締まりに加えて、運転手の携帯電話使用やスピード違反についても取り締まりが強化されます。