香港の子供の運動不足が問題に
更新日:2017年02月23日
世界38カ国、18歳未満の子供を対象に「青少年の運動に関する報告書(運動時間の調査)」が発表され、香港の子供は「Dレベル」と非常に低い評価となりました。香港メディア、アップルデイリーにおいては香港で服役している受刑者よりも運動時間が少ないと伝えています。
香港中文大学は、6~17歳までの運動量の推奨基準「1日1時間」を満たす香港人の子供は50%未満、学校の宿題やデジタル機器への依存が関係していると分析。さらに、香港の教育方針として、スポーツは将来のキャリアに直結しづらいため、運動よりも勉強という考えているのだろうと伝えています。
今回の報告書において運動時間で最高評価「Aレベル」を獲得したのはスロベニアのみ、「Bレベル」はニュージーランドのみ、日本においてはデータ不足により測定不能と発表されています。
なお、カナダで発表された子供を対象としたレポートでは、身体能力が高い子供は学習能力も高いという結果が報告されています。子供にとって、適度な運動時間を確保して心身ともに健康を維持することは学習能力の向上にも大切なのかもしれません。