香港の世界最長寿38歳(人間で114歳)のパンダ天国へ

更新日:2016年10月17日
LINEで送る
Pocket

長寿パンダ

香港オーシャンパークで大人気のジャイアントパンダ「佳佳(ジァジァ)38歳」が昨日、天国へと旅立ちました。佳佳は世界最長寿のパンダとしてギネス認定されおり、人間の年齢に換算すると114歳にもなるそうです。ちなみに野生パンダの平均寿命は20歳(人間でいう60歳)以下と言われています。

元々、高血圧や白内障などを患っていた佳佳でしたが、2週間程前から食欲が減退し殆ど動けなくなってしまったことから、香港政府とオーシャンパークが話し合いをして、苦しみから解放させるための選択として「安楽死」を選んだようです。

佳佳は1999年21歳の頃に香港返還2周年を記念して中国政府より贈られ、これまで2900万人以上が佳佳を一目みるために香港オーシャンパークを訪れた中国大陸と香港を結ぶ象徴的なキャラクターとして愛されてきました。

なお、香港オーシャンパークにはあと3匹のパンダがおり、11歳の盈盈(インイン)と楽楽(ルール―)は健康状態良好、30歳(人間でいう90歳)で世界2番目の最長寿である安安(アンアン)は高血圧などの高齢特有の症状が見られており現在、治療中とのことです。

香港はパンダの長寿だけではなく、人間の男女の寿命(男性:81.24歳、女性:87.32歳)も世界一位となっています。香港には長寿にまつわる謎が隠されているのかもしれませんね。