香港内で販売されている醤油に発がん性物質

更新日:2016年08月16日
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醤油

香港で販売されている醤油の人気ブランド40種類中、11種類に発癌性物質「4-MI」が含まれていることが香港消費者委員会の検査で明らかになりました。4-MIが検出された醤油は、中国産7種類、香港産2種類、シンガポール産2種類であり、日本のキッコーマン醤油は問題なく検査をクリアしたようです。

4-MIはアメリカの米国国家毒性プログラム(NTP)による動物実験結果から2007年に発癌性物質として指定されましたが、摂取許容量に規制があるのは米国カリフォルニアのみ。日本を含めた多くの国や地域では、大量摂取しない限り身体に大きな影響がないとされており規制がされていないのが現状です。

香港理工大学の食物安全&科技研究センターによると、「1日に3,000リットルの醤油を摂取しなければ発癌することはないだろう」とコメントしているため、神経質になる必要はないと思われますが、2012年には、世界中で販売されているコカ・コーラに4-MIが含まれていることが大きな騒ぎとなったこともあるため、健康志向の強い香港人には大きな不安を与えそうです。