香港ディズニー100人解雇し、従業員がデモ抗議

先週、香港ディズニーランドが経営悪化を理由に100名の従業員を突然解雇したことで、昨日、解雇された従業員が経営陣に対して、正当な解雇理由を求める座り込みデモ抗議をおこないました。

これに対して経営陣は「運営上の調整である」とだけ回答をしたことで、解雇された従業員および現従業員は「今回の解雇は今後のさらなる解雇の前触であると」と大きな不安を募らせているようです。

2015年度の香港ディズニーランドは、マイナス１億4800万香港ドル（約マイナス21億円）の赤字であるものの、株式の53%を香港政府が所有しているため、今回の解雇騒動が香港自体の雇用問題でもあるとして注目されています。

香港ディズニーランドの5,300人の従業員、2,500人のパートタイム従業員は今後どうなるのでしょうか？なお、今回解雇された従業員の多くが、バックオフィス、レストラン、ホテル運営やセキュリティスタッフであるようです。

先行不透明なディズニーランドは現在、5つ星ディズニーホテルのオーシャンビュールームを１泊１部屋1,650香港ドル（通常料金は3,300香港ドル）という破格の値下げなどをおこない、来場者数の増加を狙っていますが、これ以上の解雇が続かないよう成果が出てくれるのを願っています。