香港初の外国人タクシー運転手が誕生!
更新日:2016年04月18日
香港で初めて、外国人で唯一タクシー運転手の免許試験に合格したパキスタン人のKhanさん(39歳)が話題になっています。香港でのタクシー免許取得は、中国語で交通規制や香港の地名など難易度の高い筆記試験を9割程度の正答率でクリアする必要があるため外国人には困難であると考えられていましたが、Khanさんは先月に見事合格!今後は香港でタクシーを利用すれば40,000分の1の確率で外国人運転手Khanさんに出会えることになります。
Khanさんは1995年に香港に来て以来、普段は工事現場の作業員としてフルタイムで働いていますが、家族6人の生活を支えるため、それ以外の時間にもタクシー運転手として働くことを決意。はじめは免許取得のために英語で授業を受けられる学校を探し回ったが相手にしてもらえず、教材も中国語でしか手に入らないため相当苦労したようですが、今では流暢な広東語でインタビューに対応していたそうです。
現在香港のタクシー業界では人材が不足しているため、英語での免許取得を可能にして外国人ドライバーを積極的に受け入れるべきだとの声が上がっているようですが、英語での教習や教材作成はコストがかかりすぎ進められないのが現実のようです。
今後も外国人のタクシー運転手はなかなか現れなさそうですが、Khanさんのように前例のないことにでもチャレンジする人たちをぜひとも応援したいと思います。40,000分の1の確率、Khanさんのタクシーに乗ることができた人は幸運の持ち主ではないでしょうか!?