香港政府がタクシー運転手の不正防止策を検討
更新日:2015年12月11日
香港で頻発するタクシー運転手による「乗車拒否、ぼったくり、遠回り」などを防止する為に、香港政府は全タクシー内に「GPS、ライブカメラ、ボイスレコーダー」の義務化法案を検討しているようです。
2014年、香港当局にタクシーに対する苦情が2,500件届いたようですが、タクシー運転手と乗客との証言が噛み合わず、有罪判決まで至ったケースはわずか128件。そこで香港政府はカメラやボイスレコーダーを設置すれば、証言を一致させることが可能となり、結果的にタクシー業界のサービス向上にも役立てると考えているようです。しかし、タクシー運転手や乗客のプライバシーが侵害される恐れがあることから、議論は慎重におこなうと伝えています。
香港では、観光やビジネスで初めて訪問される方、滞在期間が短い方がタクシーのトラブルに巻き込まれるケースが目立っています。香港タクシーの運転席には、運転手の名前や顔写真、識別番号が提示されているので、トラブルの際は最低限メモしておくよう心がけるのがよいと思います。
香港タクシー業界のサービス向上を当社も願ってます。