イギリス不動産投資詐欺、約100人の香港人被害者
更新日:2015年02月06日
香港など世界各地で公募されていたイギリス学生宿舎への投資商品に詐欺の疑いがあるとして、各投資家は集団投資詐欺案件としてイギリス警察、香港警察、SFC(香港証券先物取引委員会)に届出をおこないました。香港人の購入者は90人以上になるとみられており、被害総額は3,000万香港ドル(約4億5千万円)を超えると予想されています。(星島日報)
この投資商品は、イギリス学生宿舎へ投資をおこなうことで、安定且つ高い家賃収入を期待できるということを売りに2012年より販売されており、投資家は初回デポジットとして不動産価格の50%と弁護士費用1,000ポンド(約18万円)を支払うルールで購入に至るようです。
しかし、2年以上が経過しても家賃収入は発生せず、中には1,400ポンド(約25万円)の管理費を毎年請求されていた投資家もいたようです。これらを疑問に感じた投資家が独自調査をおこなったところ、宿舎は存在しておらず、更に関連業者が破産手続きの最中であることが分かり、今回の詐欺疑惑問題に発展したと言われています。
また、香港以外のイギリス、シンガポール、マレーシアや中国本土などの営業拠点も確認されていることから、日本人の被害者も今後、確認されると予想されています。
香港には優良な投資商品が数多く存在していますが、その反面、詐欺の疑いのある投資商品も数多くあります。詐欺被害にあわないためにも知名度のない会社や商品への投資はお控えください。
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