香港の賃貸物件、マンションなどの住宅情報
当社の独自ネットワークを活かして優良な賃貸物件をご紹介します。香港はマンションタイプが多く、家賃は東京の中心部よりも高くなることが殆どです。マンションの家賃相場は20平米の住宅で12,000香港ドル以上となり、公共料金(水道、電気、ガスなど)は日本よりも安く、交通インフラ(電車、バス、タクシーなど)は日本よりも低価格で充実しています。
香港に住んでいない方は、情報収集を含めて入居予定日の2ヶ月前からの物件探しをおすすめします。実際の物件選定は入居予定日の約1ヶ月前からとなります。(仮契約が1ヶ月前からの受付であるため)
当社の強みは、香港で必要なライセンスを持つローカル不動産会社との広域なネットワークにあり、独自管理の優良物件の多さ、価格交渉やアフターフォローなどで他社との差が分かります。低価格から高級物件まで幅広く取扱いがありますので、賃貸物件をお探しの方はお気軽に問合せください。日本語にて丁寧にサポートします。香港の賃貸物件の基礎知識
賃貸物件の資料の読み方
賃貸物件の資料にある以下の用語を覚えることで、スムーズな住宅物件探しがおこなえます。
- sq.ft.(スクエアフィート):面積を表す単位。計算式により平米数への換算が可能。
- Gross(グロス):エレベーターホールや通路などの共有スペースを含んだ面積。
- Net(ネット):実際に使用することのできる部屋の面積(実効面積)。
- Bedroom(ベッドルーム):部屋の数(部屋の区切りが無いものはスタジオタイプ)。
sq.ft.(スクエアフィート)を平米数(㎡)に置き換える計算式は以下となります。
(500sq.ft.の物件は500×0.093=46.5平米)
月額家賃は「グロス(Gross)×1 sq.ft.あたりの単価」で計算されることが多く、500sq.ft.のグロス、1sq.ft.単価30香港ドルの物件では以下のように家賃が計算されます。
エリア別の特徴
香港は「香港島、九龍、新界」の3つのエリアに大きく分かれます。日本人は香港島エリアの太古(タイクー)・西湾河(サイワンホー)駅の周辺、または九龍エリアの紅磡(ホンハム)・黄埔(ウォンポー)駅の周辺に多く住んでいますが、最近では新界エリアに職場を移す日系企業もあるため、通勤や通学に便利なエリアを選択することをおすすめします。日系スーパー近くの物件もおすすめです。
香港島エリア
香港島エリアには、中環(セントラル)と銅鑼湾(コーズウェイベイ)という香港最大の繁華街があり、金融業界を初めとする多くの企業がオフィスを構えています。その中間に位置する金鐘(アドミラルティ)には香港政府の本部や各施設が集まっています。
香港島に住んでいる多くの日本人は、日系スーパー「APITA」や「AEON」がある太古(タイクー)や、その隣の西湾河(サイワンホー)の周辺でマンションを賃貸しています。マンション名では、タイクーシン(太古城)、コーンヒル(康怡花園)、グランド・プロムナ-ド(嘉亨灣)などが有名で、日本人学校へのスクールバスも出ています。九龍エリア
九龍エリアには、観光客に大人気の尖沙咀(チムサーチョイ)と旺角(モンコック)という繁華街があります。尖沙咀周辺は、香港と中国大陸をつなぐ路線の発着駅が集まっているため、製造業などの日系企業が尖沙咀周辺にオフィスを構えています。
また、九龍エリアに住んでいる多くの日本人は、日系スーパー「AEON」がある黄埔(ウォンポー)、その隣の紅磡(ホンハム)でマンションを賃貸しています。マンション名では、ロイヤル ペニンシュラ(半島豪庭)、ラグナベルデ(海逸豪園)、ウォンポーガーデン(黃埔花園) 、ハーバープレイス(海濱南岸)などが有名で、日本人学校へのスクールバスも出ています。新界エリア
新界エリアは、中国本土への訪問が多い日系企業がオフィスを構えています。香港島と九龍エリアの家賃が高騰したこともあり、新界エリアで賃貸マンションを借りる日本人が増えてきました。
新界エリアの沙田(シャーティン)においては、香港内と中国本土への移動が便利なことに加え、沙田駅直結の大型ショッピングモールもあるため人気です。マンション名ではフェスティバルシティ(名城)、パラッゾ(御龍山)、ロイヤルアスコット(駿景園)が築年数の浅い賃貸物件が人気であり、日本人学校へのスクールバスも出ています。賃貸物件の種類と特徴
香港の住宅物件は大きく「マンション、サービスアパートメント、ビレッジハウス」に分かれ、家具付きの賃貸物件も充実しています。日本人の多くは、スポーツジムやキッズルームなどの設備が整っている大規模マンションに住んでいます。それぞれの特徴をご案内します。
一般的なマンション
一般的なマンションは、高級マンションに比べて少しだけ賃料が安く、狭い部屋から広い部屋まで様々なタイプがあります。現地採用者や香港生活の長い日本人に人気があり、築年数やセキュリティ面、スポーツジムなどの設備にあまり拘らないという方に向いています。日本人が多く住んでいるエリアでの家賃相場は、20~30平米(約215~320 sq.ft.)で約12,000~18,000香港ドルとなります。ネット(Net)サイズでのsq.ft.(スクエアフィート)単価は、40~60香港ドルとなります。高級マンション
日本人駐在員の多くが、スポーツジム、プールやキッズルームなどの設備が整う広めの高級マンションに住んでいます。家賃を人数で割り、ルームシェアをして住んでいる方もいます。日本人が多く住んでいるエリアでの家賃相場は、45~55平米(約490~600 sq.ft.)のマンションで約20,000~40,000香港ドルとなります。ネット(Net)サイズでのsq.ft.(スクエアフィート)単価は約45~65香港ドルです。サービスアパートメント
サービスアパートメントは、インターネットや家具などの生活必需品が揃っており、ホテルのような室内清掃やコンシェルジュサービスが受けられるマンションのことをいいます。1カ月単位で賃貸契約ができることが多く、空室があれば即日入居も可能です。家賃はマンションタイプよりも高く、ホテルでの長期滞在よりも安いといったイメージになります。ビレッジハウス(村屋)
ビレッジハウス(村屋)とは、低層建築の住宅を一棟貸し出している住宅のことをいい、家賃が安く、庭やベランダが付いているメリットがあります。しかし、人口密度の低い郊外にあるため交通の利便性が低く、低層階のため湿気が多く、空き巣にも狙われやすいなどのデメリットもあります。ビレッジハウスに住んでいる日本人は殆どいません。賃貸物件を探す(費用やサポート内容)
当社の最大の強みは、香港でライセンスを持つローカル不動産会社との広域なネットーワークにあります。独占的に管理をする多くの優良物件をご紹介し、価格交渉やアフターフォローまでを完璧にサポートいたします。低価格から高級物件まで幅広く取扱いがありますので、賃貸物件をお探しの方はお気軽に問合せください。日本語にて丁寧にサポートします。
物件探しのサポート費用 無料
※ オプションサービス:内装や家具などの事前手配 500香港ドル/時間~*(実費を除く)契約期間と途中解約について
賃貸契約に必要となる費用
- 仲介手数料:家賃の0.5~1ヶ月分(通常0.5ヶ月分)
- 仮契約の手付金:家賃の1ヶ月分(賃貸開始後、前払家賃に充当されます)
- 保証金(敷金):家賃の2ヶ月分(退去時、内装や備品などに問題がなければ返金)
- 印紙税:「年間家賃 × 0.5% + HK$5」を貸主と借主で折半
賃貸契約の必要書類
- 個人契約の場合:パスポートもしくは香港ID、小切手
- 法人契約の場合:商業登記証(BR)、カンパニーチョップ(社印)、小切手
※ 小切手がない場合は、銀行振込または現金払いの交渉をおこないます。
賃貸契約までの流れ
- 検討エリアや希望条件などの詳細をお知らせください。
- 希望内容に沿った賃貸物件を厳選し、ご連絡を差し上げます。
- 気になる賃貸物件があれば、物件に適した不動産代理店をご紹介します。
- 不動産代理店から、詳細情報や内見可能な日時などをご連絡します。
- 内見後に希望物件があれば、不動産会社が大家との条件交渉をおこないます。
- 条件交渉の成立後、仮契約および手付金を支払い、物件を押さえます。
- 本契約を締結し、保証金、印紙税、不動産仲介料を支払います。
- 入居者、大家、不動産会社が立ち合いの下、鍵を受取り入居完了となります。
賃貸物件の選定から退去までの詳細
香港の賃貸物件の選定から退去までのポイントや注意点をご案内しますのでご確認ください。
1. 条件の絞り込み
希望条件の明確化で物件紹介がしやすくなります。賃貸物件サイトでの事前調査もおすすめです。
- 家賃:支払い可能な家賃を決める
- 住環境:築年数、間取り、広さ、日当たり、お風呂、セキュリティ、騒音など
- 場所と立地:駅やスーパー近く、公園、海沿い、周辺施設、スクールバスなど
- その他:家具付きやペット可などの条件など
2. 物件の内見時や内見後のポイント
物件を内見する際は、理想的な部屋であるかだけでなく、周辺を歩いて生活しやすい場所であるかもチェックすることが大切です。香港への渡航が難しい場合は、不動産会社に部屋の写真を送ってもらうことも可能です。念のため、家賃以外の諸費用がかからないか、大家がどのような人であるかも確認することが大切です。
物件の内見後は、不動産会社から物件情報が記載された書面へのサインを求められます。これは最初に物件紹介をした不動産会社に契約の権利があるというものでサインを交わすのが一般的です。もし、別の不動産会社に同じ物件を紹介された場合はその旨お伝えください。3. 賃貸契約の直前チェックポイント
家賃交渉
物件オーナーにより、家賃交渉が出来る場合と出来ない場合がありますが、有利に物件を借りるためにも家賃交渉はおこなった方が良いでしょう。通常、家賃交渉は不動産会社が窓口となりおこないます。家具、備品、清掃
退去時のトラブル防止のためにも家具や設備の状態は入居前にしっかり確認しましょう。家具付き物件はメンテナンス責任を明確にするために、家具・備品リストを作成し双方が署名することになります。大家に対して、家具の廃棄、家具の購入などを希望・交渉することも可能です。
また、部屋の清掃(クリーニング)が必要となる場合も不動産会社を通じて交渉してください。電気・水道・ガス
香港では電気がつかない、エアコンの効きが悪い、水漏れや蛇口が壊れている、バスルームのお湯がでないなどの問題が良く見られますので、全てを稼働させて確認することが大切です。4. 賃貸契約時の注意点
条件交渉が終わりましたら、不動産会社が窓口となり仮契約・本契約の締結へと進みます。
仮契約の締結
物件キープのための仮契約では、手付金として家賃1ヶ月分が必要となります。この手付金は本契約後に1ヶ月目の家賃に充てられます。仮契約を破棄する、手付金が没収され、不動産会社へのペナルティー(仲介手数料)が発生しますので注意が必要です。もし、大家が違約をした場合は、借主に2ヶ月分のペナルティーを借主に支払うことになります。本契約での必要費用
- 保証金:2ヶ月分の家賃(契約終了時に返金)
- 前家賃:1ヶ月分(仮契約時に支払っている場合が多い)
- 仲介手数料:0.5~1ヶ月分の家賃
- 印紙税:年間家賃 × 0.5% + HK$5(通常、貸主と借主で折半)
契約期間
基本的な賃貸契約期間は2年となります。1年目は途中解約ができないフィックス期間、2年目からは1~2ヶ月前の事前通知で解約できるオプション期間となるのが通常です。5. 物件の引き渡し時
物件の引き渡し時には契約時の条件(クリーニング、家具や備品などの処理)が完了しているかを確認し、問題がみられる場合は不動産会社に即時連絡をしてください。防犯のために玄関の鍵の変更をご希望の方は、不動産会社に相談し鍵屋を手配します。6. 入居後の注意点
電気・ガス・水道などの申し込みは、大家名義のまま利用するケースと、借主名義に変更するケースがありますので、不動産会社か大家に確認してください。当社が紹介する不動産会社は、お客様の代わりに電気・ガス・水道の開通サポートをおこなうことができます。
入居中に大家所有の家具や備品が故障してしまった場合は、すぐに大家に連絡してください。当社が紹介をする不動産会社は、大家との窓口になり、故障の報告や修理の連絡のサポートをしています。7. 契約更新(再契約)について
契約更新をおこなう場合は、契約満了となる1~2ヶ月前に通知をします。香港では契約更新時に家賃が上がることが多いといえます。不動産会社を介して更新する場合、仲介料として家賃の0.25~0.5ヶ月(通常0.25ヶ月)かかることが多いです。8. 退去や途中解約について
契約満了となり退去をする場合、契約満了日の1~2ヶ月前に通知をしてください。退去日に大家が立ち合い、物件に問題がみられなければ保証金2ヶ月分が後日返金され退去完了となります。
途中解約も同様に、1~2ヶ月前に通知となります。解約時期がオプション期間中であれば、退去日に大家が立ち合い、物件に問題がみられなければ保証金2ヶ月分が後日返金され退去完了となります。解約時期がフィックス期間中であれば、保証金の没収に加え、契約に基づく違約金が発生します。大家により、契約期間や解約条件が異なる場合もあるため、不動産会社と確認することをおすすめします。