銀行口座保有者が亡くなった場合
銀行口座保有者が亡くなった場合、一般的にはHSBC銀行へ死亡通知を提出し、香港の裁判所より承認を取ってから相続手続きをおこないます。手続きには弁護士費用や翻訳費用に加えて1年以上の期間を要する可能性があるため注意が必要です。
もし、亡くなった方のインターネットバンキングやATMカードの暗証番号情報をご存知の場合、HSBC銀行への死亡通知はおこなわずに相続人の銀行口座まで全額、送金することをお勧めします。送金後は、日本居住者であれば日本の相続制度に則り相続手続きを行ってください。
インターネットバンキングやATMの暗証番号がわからない場合は、香港の弁護士を遺産管財人として相続手続きをおこなう方法が良くとられます。
遺産管財人となる弁護士は「死亡診断書、除籍謄本、被相続人謄本、遺言書、債権、債務等の書類(英訳)など」を裁判所(The Probate Registry)に提出し、裁判所の承認(Letter of Administration)を得てから相続財産分与をおこない問題を解決します。
弁護士や保険会社が必要な方は当社にてご紹介が可能です。