香港で妖怪の展示会「妖怪大行進」が開催中

香港アートセンターにて、妖怪に関連する展示会「妖怪大行進」と「香港鬼怪百物語」が5月5日まで開催されています。日本国際交流基金が主催しているこの展示会は、日本の美術や文化を海外へ紹介する活動の一環として行われている巡回展の一つで、日本の妖怪やその文化の謎にせまる展示となっています。

妖怪大行進では、広島にある「三次（みよし）もののけミュージアム」が所蔵する版画、錦絵などの伝統的な作品から、玩具や映画ポスターなどの作品が84点展示されます。展示物を通して江戸時代から現代までの妖怪の変遷を見ることができ、妖怪が恐ろしい存在から愛嬌のある親しみやすい存在へと変化していく様子もみられます。

香港鬼怪百物語では、日本の「百鬼夜行」にインスパイアされて作成された香港人アーティストによる作品が展示されます。妖怪やお化けたちを可愛くキャラクター化させて、香港島、九龍（カオルーン）、新界（ニューテリトリー）のエリアとマッチングさせた展示方法にも注目です。食玩やシール、フィギュアなども販売されています。

その他にも「妖怪ミニランタン」、「妖怪和菓子」、「妖怪ネオン」の3つのワークショップが4月の週末に開催されており、費用はそれぞれ400香港ドルからとなっています。

＜ 妖怪大行進 ＞
展示期間：2024年5月5日まで
時間：9時～23時
場所：香港アートセンター（香港藝術中心）4階、5階
入場無料
ウェブサイト：https://hkac.org.hk/calendar_detail/?u=IQYpWdDhgVE（妖怪大行進）
　https://hkac.org.hk/calendar_detail/?u=2L_838_cE9c（香港鬼怪百物語）