故宮コレクションから清王朝皇帝の婚礼展が開催

更新日:2016年12月27日
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清時代 皇帝

中国最後の統一王朝である「清(1616~1912年)」の皇帝が婚礼で使用した豪華な衣装・装飾品などが、沙田(シャーティン)にある香港文化博物館で11月30日から来年2月27日まで展示されます。中国北京の世界遺産「紫禁城」の故宮博物館より153点もの展示品が貸し出され、一堂に見ることができる貴重な機会です。

今回、婚礼衣装以外でも目玉として注目されているのは、第11代皇帝「光緒帝」の婚礼の始まりから終わりまで儀式・宴などを絵で描かれた「載湉(光緒)大婚典禮全圖冊」という大変貴重な資料で香港初公開となります。全30冊のうち厳選された2冊を展示、長さは最大12メートルにもおよび、その絵からは当時の様子や熱気までもが伝わってくると話題になっています。

約300年、12代皇帝まで続いた清王朝ですが、皇帝の宮殿である紫禁城(故宮)で婚礼を挙げた皇帝はわずか4代。その4代の皇帝の婚礼に関する品を網羅する見ごたえのある展示内容となっています。

その他にも皇帝と皇后の寝室の復元や、25㎏の純金で作られた金印など見どころが満載です。ご興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?

宮囍-清帝大婚慶典
場所:香港文化博物館
住所:香港新界沙田文林路一號(1 Man Lam Road, Sha Tin, Hong Kong)
日程:2016年11月30日~2017年2月27日
時間:午前10時~午後6時(土・日・祝祭日は午後7時まで)
   12月24日及び2017年1月27日(旧正月前日)は午後5時まで
休館日:毎火曜日、2017年1月28日・29日